SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

たんツボ小僧の夢みるチュクチュクチューン

♪マニアックでゴメンね 微妙でゴメンね
ウクレレコージです!
ノドの調子がずーっと悪い。花粉症の時期になると鼻ずまりと共にノドもムズムズときて、せき込む日々が続くのだけれど、だいたいその時期が終わると鼻ずまりがスーッと抜けていくのと同時にせき込みも無くなっていくのが常だった。なのに、ノドのムズムズとせきが続いている。ノドに痰が絡んでムズムズっときてそのムズムズとからみを取ろうとせきが出る。一度で取れないので、2度3度多い時にゃ5度6度7度と続く。これを繰り返しているうちにノドが炎症を起こして痛みが出てくる。タンのからみが取れたと思っても、それを飲み込んでしまうので結局その繰り返しになって、、、。こんな時タンつぼがありゃーなぁ、なんてふと思うと昔、駅などで見かけたそのタンつぼを今見かけない、なんてことに気がついた(ってあれを利用したことはないんだけんども)。うーん、こうなってくるとタンつぼ小僧ももう忘れ去られちゃってるなぁ、と感慨深いものがある(ってないか(笑)。
こんな時にゃ、布団をひっかぶって寝ちまうのがベストなんだけどそういうわけにもいかない我がさだめ。
そういえば、小さい頃から布団はひっかぶって寝るのがオレの流儀だった(笑)。夏は大きめのタオルケットを頭の上からひっかぶって汗びっしょりになって眠る。子供ん時に見た夢、あれがどうもトラウマになってるようだ。
寝ているオレ、手足に顔が蒲団から気持ち良さそうに飛び出している。
するとなぜだか「ぎらん」と天井から鈍い光が。
よーく見てみるとそれは、あの中世ヨーロッパで死刑に使われていたギロチンのソリッドな見るからに切れ味のよさそうな刃に他ならない。
「キーン、キーン、キーン、キーン…」と怪奇映画にでも使われそうなBGMが次第に大きくなり、それがぶつんと断ち切られるようにシーンと静まり返った、かと思うと、「しゅるしゅるしゅるしゅる…」と闇夜の静寂を裂いて、顔手足分のギロチンがこちらに降ってくる。
「ドスン、ドスン、ドスン」という音と共に布団から出ていた顔に手、足が飛ぶ。
あれだ。あの夢だ。思い出しただけでも背筋が寒くなるぜ、まったく。
なんてことを考えながらほんとに布団をひっかぶって横になっていると、うとうとと心地よい眠気が襲ってくる。たまんねぇなぁ、このうとうと感。
Zzzzzz、、、、、、あ、やべぇ、寝ちまったい。うん? 手が布団から出ちまってる、やぁ、、と思う間もなく
「しゅるしゅるしゅるしゅる」「どすん!」
という鈍い音が
「あぎゃ〜」
あわてて飛び起き、隣に寝てる女房に助けを求めようと手首からない腕で揺り起こそうとすると、女房の首がごろん、と…。
そういえば、ウィルコ・ジョンソンのベストが出てるらしい。雑誌の広告には、あのぶっ飛んだ目でアタマの禿げあがったウィルコがキッ!とこっちを見据えてた。アタマが禿げても相変わらずカッコいい! カッコよさにアタマの薄さは関係ないのだ!(笑) それに独特のあのギター好きっす! チョクチョクチョクチューンっていう感じで、後楽園ホールで見た時にもスーッと身体をスライドさせながら、やっぱりこちらをキッと見据えて、チュクチュクチュクチューンってマシンガンをぶっ放すように弾いてた。でも、あんときゃマッシュルームカットだった(笑)。一番上のボタンまできっちりと閉めたブラックシャツと細身のズボンのいで立ちがなにしろカッコよかった。同様にデヴィット・ヴァーンもかっこよかったな、そういえば。
ウィルコは、イアン・デューリーのブロック・ヘッズの時だった、そういえば。どっかでも書いたんだけど、バターンとぶっ倒れるイアン・デューリーにびっくらこいたライブだった。そういえば、キヨシローも出て、肩組んで「スタンド・バイ・ユー」をうたってた。今頃は、永遠の楽園でやっぱ肩組んでうたってたりすんだろうなぁ。考えてみるとあっちの世界もけっこうどころじゃなく、すんげぇ世界になってるんだろうな、きっと。