SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

2010-01-01から1年間の記事一覧

おめっとさんでございます!

[:W150] おっと、またまた新年がやってきた! 生きてるうちはやってくる。明日がやってくるように(笑)。 ここ何年か嬉しいような哀しいような気持ちが失せてきて、なんだか面倒くさいような気がしてきた。親父ももうあんまり飲めなくなってきたし(って飲…

映画館と漬物

先日読んでいたエッセイの中に映画館で漬物を売っていたという一文があった。 好きな種村季弘さんの本の中で、氏が学生の頃であったというから今から50年ぐらい前の話。 池袋の東口にあった「人世坐」という映画館で、ロビーに漬物の桶が20本ほど、そしてな…

リック・デリンジャーと中野くんとこうや

[:W150] 先日入った中古CD屋さんでなぜか美少年(でも今は、いいオッサン)リック・デリンジャーを買ってしまった。「All American Boy」っつぅやつで(左のやつですな)、なんとも生きがよくてポップで気に入ってる。どことなくトッド・ラングレンやアル…

電子書籍とラ・カーニャ

電子書籍ってぇのはいいっすね!聞いたところによるとあの薄っぺらなボードの中に1500冊もの本が入っちゃうそうで、ってそんなに読まないけど(笑)。携帯ステレオにしたって一万曲入るっていっても、聞くのはせいぜいアルバム10枚から20枚ぐらいで、同じも…

終電とダイナマイツ

久しぶりに下北飲み。気持ちに余裕がないせいでしょうか、珍しく口論となる。後味わりぃ〜。「もっと現実をみろよ」って、何エラソウに俺は言ってんだろうか、現実見てないのは、もしくは見ようとしてないのはテメェだろうがぁ、このタコ。ほんとキモチワリ…

深沢七郎vs山下清

深沢七郎を読んでいると、どうしても読みたくなるんですよ、山下清と深沢七郎の対談が。 他の対談相手には、深沢さん好き勝手に、自分のペースで、自分の話したいことだけ話してるんですが、これが逆転するんですな、山下清との対談は。山下清に対して、もう…

アメイジング!

長く生きているといろんなことがありますな。って、大したことじゃないんですが。 ナイアガラ・トライアングルが紅白に出場するかも? なんていうのも(大滝次第らしいから無いだろうけど(笑)、その一つだなぁ。独特の佐野元春節が垣間見えて、思わず笑っ…

刹那の快楽に溺れ死に

しかしJohn Legendはいいな。よろしく哀愁オヤジには、この切なさとやるせなさが混じったような、下腹部あたりをバイブレートしてくる刹那の甘い快楽がなんともいい。そう、あの頃のブラックミュージックにはこの感じが、いくぅ〜!のいき感が漂ってた。だか…

深沢ウィークと問答有用

というわけで(ってどういうわけだ(笑)、毎日のように昼休みは、仕事場近くの新刊書店ぐるぐる回ている。っていっても、3店舗しかないんで目が回ったりはしない。大体が同じ時間なので、いつも顔を合わせる人がいる。いつも何かぶつぶつと言ってるオレよりは…

汚シュラン

のタイトルが変ってましたね。「汚いけど美味い店」だったかな? あのミシュランのキャラクターに似せたイラストも変ってたし、トロフィーも見えないようにぼやかしてた。明らかにクレームが入ったからだろうな、あれは。権威主義が見える。 ほんとケツの穴…

ロック誕生!?

あれは、夏真っ盛り、戦中の慰問団「笑わし隊」のことを書いたついでに、といっちゃなんだけど日本のロックの誕生から今に至るまでのドキュメントが見たい、誰かつくってちょ、なんてことを書いてたら、あらら、やっぱり考えてる人は考えてたんだ、というわ…

「世界の喜劇人」

古本屋で久しぶりに小林信彦さんの「世界の喜劇人」を見つけた。その昔、新潮文庫の一冊になったものだが、「日本の喜劇人」は、いまだ新潮文庫の一冊として生きているが、この「世界の喜劇人」は、絶版となり古本屋でもなかなかお目にかからなくなった。 当…

「酒の追憶」

というエッセイで太宰は、酒にまつわる思い出とともに、戦後の日本酒の飲み方とそれ以前の飲み方の違いを語りながら世相風俗の恐ろしいほどの変貌に唖然としている。それによると戦前は、お猪口でちびりちびり飲るのが普通だったらしい。それも差しつ差され…

高田渡とスプリングスティーン

村上春樹さんの音楽エッセイでスプリングスティーンのところを読んでたら、なぜか高田渡さんを思い出した。ちょっと前に読んでた坂崎幸之助さんの対談集で、 「宝くじやヒット曲でお金がいっぱい入ってきたら、すっと歌ってきた歌を人前で歌えます? そこま…

思い出したこと

ライブが終わってからじんわりと思い出してきたことがあったりするわけです、いらぬことに(笑) 前回の日記にあとから付け足しの”ジェフ&エイモスだったからっす”の妙に浮いちゃってる部分のところなんすが。Tom’sの麻田さんが「こんなにたくさんのお客さ…

ジェフ&エイモス ライブ・イン・ジャパン

しかしいいライブだったな。しみじみしちゃうなぁ。 30年前と何ひとつ変わらなかった。ほんとに。 おふたりとも少しふっくらとして、アタマに白いものも増えて、エイモスはいい感じに無くなってたけど(笑)。 いい雰囲気でね。相変わらずのやり取りも可笑し…

バレンタイン(監督じゃない)

翻訳家の柴田さんの創作集がなかなか面白い。ポール・オースターやミルハウザーの翻訳を手掛けているだけあって幻想味といいましょうか、シュールで不条理な、でもたいして難しくない短編の数々が、ほんのちょっと心に残ってあっという間に消えていく。何か…

本が売れるのはいいけど

オークションで本が売れました。「好きな人は好きなんだなぁ」と改めて思いましたね。相変わらずオリジナル本や初版本、数が少ない本っていうのが強いんですね。経験からいうと初版本は、誤字脱字がなどの不備な部分が多いんで2刷以降がオススメなんですが。…

レインボーヘアー&グラム

懐かしいなぁ、といつものように本屋で立ち読みのロック雑誌を見てて思った。このレインボーヘアーのトッドのジャケット。 「something/anything?」を一枚にまとめた日本編集盤「hello it me」を初めて聴いたのは、霞町の交差点近くのこじんまりとしたディス…

本日のあわわ

久々に古本屋に出かける。何もない。もう一度最初からじっくりながめて見る。と、見落としてたものがひょっくりと現われることがある、んだが、やっぱりなにもない。せっかく来たのになにもないのはとても哀しい。だからもう一軒いってみる。そろりと入り込…

本日の泡

日本のショービズ界の巨星、谷だぁ!が逝ってしまった。階段から落ちてっていうのがなんとも痛ましい。(そういえば、サンディー・デニーもそんなんじゃなかったけ?と思い出した)。 あの目をきゅっとつぶって、下唇を軽くかむように「谷だぁ」、「くぅ〜」…

eggsにbenzo

昨晩は、久々に独りで家酒。焼酎のジンジャエール割なんぞを飲んだりして、ちょっと甘い(オレの考えか(笑)。 BGMはっていうと、もう有名すぎるほど有名な(そっち方面ではですが、違う方面の友人は誰一人として知りません(笑)eggs over easyの1st。…

毎年吉例

錦糸町「河内音頭盆踊り大会」に行ってまいりました! 景気が悪いとこういうお祭り騒ぎが盛り上がると言われておりますが、ほんに、いつにもまして人出も多く、熱気むんむん。暑気払いも兼ねて老若男女入り乱れての大騒ぎ、好きだぁ。 河内音頭のリズム、太…

笑わしたい!!

なんともこのネーミングがいいじゃありませんか! 「荒鷲隊」をもじって「わらわし隊」。もちろんそこには、「笑わしたい」という欲求も含まれてるわけで、お笑いでめしを食うてるもんの哀しい、じゃなくって素晴らしい性が出てていいっすね! 流石っすね! …

私小説が読みたい

しかし、よる年波には勝てません。先日の立ちっぱなし&それ以降の立ちっぱなしで例の踵の痛さは増し、膝と腰への鈍い痛みが加わったってぇ寸法で、ちょっと参っとります。これが若いころなら、3日もすればなんともなくなるんですが、くぅ〜っ! 先日来、車…

これが好物漫遊記?

びっくりしました。 ヒマに任せ、仕事場からこの「好物漫遊記」をのぞいてみたら なんと自分がいつものぞいてる「好物漫遊記」じゃないんですから! でも内容は一緒。どうなってんだろ?ってデザイン変えるときに 残っちゃったんだろうな、きっと。 それにし…

ジェフ&エイモス

ジェフ・マルダーの「ワンダフルタイム」とハース・マルティネスの「ハース・フロム・アース」が発表された年が1975年。もう二度とこんなアルバムにはお目にかかれないだろうという2枚が、同時に生まれていた。(って、この年はそんなアルバムがたくさん出て…

暑さのせい あうっ

冷蔵庫がダウン! この暑さの中流石に冷蔵庫も切れました、あたしゃプッツンします、と言ったかどうかはわかりませんが、うんともすんともいわなくなり、筆をじゃなくて、電気を断ってました(笑)。って笑ってはいられません。説明書を取り出し何か書いてな…

Hirth Live in Earth

ふらっと立ち寄ったパブで気持ちのいいアコギの演奏をやってた、といった風情のハースのライブ。帰りの千代田線の中、肩が張ってる自分に気がついた。そんなに一杯弾かなくても、というくらい一生懸命間奏を弾いてくれたハースなんだけど、そんな一生懸命な…

HIRTH FROM LA?

ハースを初めて見たのはもちろん渋谷のブラック・ホークの昼過ぎだった。わけのわからないミュージシャンが何度も何度も何度でもかかるのはここしかない(笑)。確か壁の推薦盤コーナーにあのノーマン・シーフのモノクロのジャケが飾られていた。推薦盤は必…