SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新着本

「スカトロジア」山田稔 未来社からのオリジナル版 文庫よりエッセイ4編少ない って、このオリジナルにその4編を追加したのが 文庫になったので仕方ないのです。 でも、文庫には無い富士正晴さんの挿絵が入ってるんです、これは! 「音楽少年漂流記」細野晴…

小林信彦、色川武大、そして、、、

そういえば、色川武大さんのエッセイにも怪談があったなあ、と思い出した。 ある日、あるところでばったり世話になった知り合いの作家と出会い立ち話をする。 数日後、他の作家のところへ行ったおりにその話をすると「その人ならもうとっくに亡くなってるよ…

怪奇な話

どういうわけか怖い話が好きである。 子供のころは、夜中に便所に行くのが怖くて怖くて仕方なかった。お化けというものとあの闇の世界が恐ろしくて仕方なった。 なのに怖い話が好きになった。なんでだろ? 実をいうと今でも夜中に便所へ行くのが怖い。笑わば…

新着本

さぁさ、みなさん匂い立つ光り輝く金色の話の後は、 新着本ですよ〜。 知る人ぞ知るミステリー界のソムリエ 日影丈吉氏の作品2点 「味覚幻想〜ミステリー文学とガストロノミー〜」 「凶器として食品」「料理残虐考」など料理とミステリーにまつわる話題を 全…

我が糞尿譚

というわけで糞尿譚もとりあえず、と思ったんですが、つたない我が糞尿譚をひとつご披露して ♪水に流ぁ〜してぇ〜(by朝丘雪路) いただきましょう(笑) でも嫌いな方は、読まないほうがいいと思われ、、、。 大酒をくらった翌日、のどが渇いて目覚ましを見上げ…

遊へ組「糞!あるいはユートピア」

糞尿譚もこの辺で一息、フンぎりをつけるということでとっておきの一冊をご紹介しましょう。 それがこれ 遊へ組「糞!あるいはユートピア」です。 「全篇、フン闘術」とカバーに書かれてるとおり、ほんとに奮闘して作られた、力みいって作られた本でその内容…

続・糞尿譚

「スカトロピア」雁屋F 扉に書かれてあるように、スカトロピアとは、スカトール(糞便)のユートピアということらしい。そのスカトロピア国では、糞尿等を嫌悪する人は心のねじまがった凶悪な魂を持った人で、うんこをする価値もない不潔な人間とされる。うん、…

糞尿譚

OH!郷愁を誘うあの香り 糞尿譚が好きで一時その手のものを集めたりしてました。中でもこの山田稔さんの「スカトロジア」は、白眉というもので古今東西の糞尿に関する物語、高名な作家の皆さんが糞尿好きなのには、ほんとにあっと驚いちゃうわけですが、な…

「面白半分」といえば

「四畳半襖の下張」 かの有名な「四畳半襖の下張」ということになるでしょう、ね! それこそいたずらに茶化すようなことを書くつもりもなく、また書けもしませんが、 この短編小説は、擬古文で書かれていてひどく読みにくいんですね。 が、なぜかつらつらと…

それがこれ↓

「面白半分vol.76」の15Pに掲載されたタモリのページである。よく見えないかもしれないので書き写すと タモリ氏の『ハナモゲラ語の思想』の原 稿は、まだ印刷所に到着いたしません。 白紙のままでお届けすることを深くお詫 び申し上げます。 編集部 と書…

新春シャンソン新着文庫本

本朝画人傳 全8冊 村松梢風 戯曲少女地獄 他 唐 十郎 妖木犬山椒 深沢七郎 妖花ユウゼニカ物語 他 橘 外男 東京百話 全3冊 種村李弘編 あばらかべっそん 桂文楽 1960年代日記 小林信彦 などなど古本屋「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-P…

「山風蠱」にようこそ!

庵主の鈴木主水です。 2007年よりブログを復活いたします。 古本屋「山風蠱」の新着本を中心に 日々のよしなしごとを つれづれなるままに 気のむくままに やればいいさあ ときにまかせて♪ なんていう感じで綴っていくつもりです(あくまでもつもりなんで)…