SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

宮澤賢治はサラリーマン

「宮澤賢治 −あるサラリーマンの生と死−」という新書を見つけた。 宮澤賢治がサラリーマンをしていた。営業職で忙しく外を飛び回り、それがきっかけでもともと身体の弱かった賢治は病床に着き、そして37歳という短い生涯を閉じてしまうというのである。 教師…

少し遅くなりましたが

先週ぐらいだったろうか?アタシが太宰の「御伽草紙」のことを書いたのを見透かしたように、ドキュメンタリー作家といっていいのだろうか?(だろうか?が多い。これを“だろうか現象”という(笑)森達也氏が朝日新聞にて「御伽草紙」のことを書いていた。 ア…

韃靼海峡と蝶

そういえば「ボン書店」の著作者一覧の中にも安西冬衛さんの名前もあったなあ、と思い出す。 澁澤さんの書評集を読んでいて「なんだ、そうだったのか!」とわかったことがあった。 以前からよく私の頭をよぎる言葉があった。それが「だったんかいきょうを蝶…

太宰スト。

太宰の「お伽草紙」は、オモロイですね!最先端?のホラー、ミステリー、ファンタジーの「20世紀の幽霊たち」とを交互に読んでると、これがまたいい感じ。 現代と過去が交錯しつつ、どこかで通低している?感じ。今さら太宰なんていうところはひとっつもなく…