SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

そういえば

小林信彦(以下敬称略)の「われわれはなぜ映画館にいるのか」が復刻されてました。キネ旬からだったかな?ずいぶん昔に読んだはずなんだけど、もうなんもかんも忘れちゃってます。この頃はそんなことばかりです(笑)。花田清輝にケンカ売ってたのは、、、?あ、ありゃ違うか、、、。そのうち読み直そう。たまに読みたくなる小林さん。それと、藤本義一の「鬼の詩・生きいそぎの記」がカップリングされて河出文庫に入ってました。相変わらずやってくれるな河出(笑)。特に「生きいそぎの記」は、川島雄三(「幕末太陽伝」、先日ちょっと書いた「とんかつ大将」の監督))のもとでシナリオを書いていた頃のじくじくとした自伝的小説で、川島監督晩年の狂気と自虐の日々が日毎夜毎に自身と一体化されていく過程がリアルに描かれている作品。傑作です。
でもって、本日は少し遠出をしてやっぱり古本屋へ行ってきました。
益田喜頓の短編集「苺ミルク」なるものを買ってしまったのでした。益田喜頓といえば、その名の通り、バスター・キートンを愛し自身の芸名にしてしまった日本屈指のボードビル、ボーイズものの元祖、あきれたぼういずのオリジナルメンバーであり、あれはまだ久米宏が司会をやっていた頃のぴったしカンカンなるクイズ番組に益田喜頓が出ていて、下着のパンツにもアイロンをかけている、なんてことを言ってた記憶があるなんともシャレたお爺さんで、かっこよかったなぁ。
氏の短編集「乞食のナポ」を読んだのはいつだったんだろうか?なんで読んだのかと一緒に忘れちゃいましたが(笑)ほんとに達者な文章を書く方で、それを思い出してつい手を出してしまいました。読後の感想はまたそのうちということで。本日はこんなところで一日が終わっていくのであった。ってまだ19時だぜ、おっちゃん!
さ、ルービを飲みながらTVでも見よう!テルマエ・ロマエか、ってゆっくり見れないんだよなぁ、これが。