SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

思い出したこと

ライブが終わってからじんわりと思い出してきたことがあったりするわけです、いらぬことに(笑)
前回の日記にあとから付け足しの”ジェフ&エイモスだったからっす”の妙に浮いちゃってる部分のところなんすが。Tom’sの麻田さんが「こんなにたくさんのお客さんがいるのに、、、」って冗談交じりにいう2部前のMCがあって。「うーん、今回は特別だよな」って思ったわけです。
なにしろ当日は、クアトロがsold outになり、その上当日券も出たという盛況ぶりで、開場20分後に着いたぼくもびっくりだったもんで。こりゃいったいなんで?なんて思ったわけだけど、あっという間に答えは出まして、ジェフ&エイモスの人気もさることながら、これが見納め、ファイナルっていう付加価値が結局これだけの人を呼んだんだろうと思うわけです。
30年前に味わったあの気分が忘れられなくて「なんとか今一度みたいな」という気持ちが強かったぼくだけど、もちろんその中にはジェフ&エイモスで見れるのはこれが最後じゃなかろうか?という気持ちがあったことも確かなわけです。
先日も書いたけれど、古本の場合も似たようなところがあって、著者の人気もあるけれど、世に出回ってる数の少なさやオリジナルなものであったり、どっかでなんか言ったことが大きく取り上げられて話題になったり、なんていう付加価値が人を引き付けたりするわけです。って、とりたてていうこともない話しではありますが(笑)。
特に余裕のかけらもない(と感じているのは、ぼくだけではないないと思うんですが)昨今、高いライブ代を払って見に行くっていうのはよっぽどのことがない限り(それが付加価値になるわけだけど)行かないだろう、なんて思うんですね。ま、それが昂進してしまうといわゆる内容云々よりもそういった付加価値で飛びついてしまうというマニア意識になってしまうわけですが、、、。
商売をしていくうえでは、やはりそういった付加価値の部分がやはり大きな要因になってくると思われます。本来であれば、そのミュージシャンなり作家の作品の素晴らしさでお客さんを呼ぶということが一番ではありますが(って、古本屋をやってる自分にもいってるわけですが)、その辺の塩梅をうまくつけながらやっていくしかないような気がするんですよね。特に繰り返しますが、きょうびは(って、関西人か(笑)。
あとは、そんな苦しい状況の中いっしょ頑張ってくれている人たちっていうのは、ほんとに大事なんだろうなと思うわけです。
また何を書きたかったのかがわからなくなってきたけれど、えー、商売としてのやり方にも目を配りつつ、いっしょに頑張ってくれる仲間達を大事に盛り上げていければいいなぁと、なんかぶち上げる時には、そんな風にしてやりたいなぁ、なんて思ってるんですが。まるでそんな予定はありませんが(笑)