SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

eggsにbenzo

昨晩は、久々に独りで家酒。焼酎のジンジャエール割なんぞを飲んだりして、ちょっと甘い(オレの考えか(笑)。

BGMはっていうと、もう有名すぎるほど有名な(そっち方面ではですが、違う方面の友人は誰一人として知りません(笑)eggs over easyの1st。はい、リンク・レイのプロデュースのやつですね。って、リンク・レイは、例のスワンプ臭むんむんの一枚(ツインリードがビームのように耳奥まで響いたかと思うと、どっと泥臭くなるやつ)とベスト盤しか持ってないのでたいして良く知らないのですが、このeggs over easyのプロデュースとそのスワンプ臭いソロアルバムで私の脳裏に深く刻まれました。
それにしても、エイモスをもっと鼻声にしたようなジャック・小原?(違ってたらスンマソン)さんのうたごえはいつ聴いても和みますな。それにこのカントリータッチの軽やかな中にも一本筋の通った楽曲たちよ。どっかにも書きましたが「home to you」のあの視界がさぁーっと開けていく感じ、いつ聴いてもゾクゾクっとします。
この紙ジャケのCDには4曲ボートラが入ってまして、それらすべてが心憎い楽曲になっております。特にエエなぁと思うのが、イーグルス(となぜかカタカナ表記になりますが)の「ウィッチー・ウーマン」(なぜかカタカナになりますが、ってスペルが出てこない(笑)にB級ホラーのBGMをまぶしたような洒落た「シーン・オブ・ザ・クライム」、笑っちゃうようなアレンジで流石っす!(日本では、夕焼け楽団が「まぼろし」ってぇ曲でやっぱりうまくアレンジしてますが)
その昔、渋谷にも芽瑠璃堂ができた頃(あの山手線の線路沿いですよ。吉祥寺は狭かった)、なんの前触れもなく彼らの2ndが発売されたことがありましたが、なぜだか買いそびれ、もしかしたらその幻の2ndからの曲だったのかなぁ、なんてことを思うと、あん時買っときゃと余計に後悔するわけです、後悔後にも先に立たず。
なもんで未発表曲がまだまだありそうなんでそれを集めたCDをどこかで出してくれればいいなと切に願っております。芽瑠璃堂さんよろしくです。

で、次に引っ張り出したのが、この頃よく聴いてるbenzoのDAYS。一曲目の「落下ドライブ」が今の私の気持ち、当時購入した時(2000年)と変わってない心象風景とピッタリでホント好きなんです。どんどん落っこちてく内容で(大笑海岸)。
シュガベイブあたりにあの頃のオサレなカーディガンズやフェアグランドあたりの口当たりのいいメロディをまぶしたような、しかし、昨今のその手の若いボーカリストのへなっとした優しさ、草食系の走りのような弱弱しさが感じられない(笑)平泉君のちょっと熱め「肉もたまには食べるよ」(なにそれ?)な説得力あるボーカルがなんともいい感じなんすね。
やっぱりその昔、そのbenzoを解散してギター一本でうたう彼を見ましたが、ギター一本でもそのうたごえはステーキには醤油という感じで?十分にこちらのハートをアタックしてました。
その後、コーチという3ピースバンドでの音も聞きましたが、リズムばかりが強調されたヘビメタ風でどうも私には今一つでありました。またbenzoのような音を出して欲しいと思ってるんですが、そうすりゃ、裏スガシカオで結構いけそうな気がします。 責任は持ちません(笑)