SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

ビール

ビールを毎日飲めなくなって随分経ちます。って語弊があるな、毎日飲まなくなってが正しいな(笑)
サイが夕飯作ってる間、先に出来たほうれん草のおしたしやひじきと揚げ、冷奴に山芋の千切りなんていうのをつまみに、ぐびぐびと飲るのが楽しみだったんですが、、、。
昔、親父がやっぱり独り、ちょっとしたつまみでビールをぐびぐび、熱燗ちょびちょびって飲ってて、なんだかうらやましくって仕方なかった。そのちょっとしたつまみが親父用のやつで、メザシだったり、刺身だったり、焼たらこだったり。それを少しつまませてもらったりして「いいなあ」なんて思ってました。
あ、ビールって書きましたが発泡酒か第三の雑種っていうやつです飲んでるのは(笑)
しかし、初めて発泡酒っていうのが出来て、飲んだときには、炭酸水に無理矢理泡とちょっと苦味を加えた飲み物っていう感じで、まずかった記憶がありますが、今は、慣れもありましょうが、随分とうまくなったような気がします。でも、たまぁ〜に外で生ビールなんてぇのを飲むと、やっぱり「うまいね、どうも」なんていう気がしますね。
当時良く飲みにいってたのが、荻窪の「戎」っていう焼き鳥屋で、もう駅降り立った瞬間から焼き鳥のたれの香ばしい匂いがして、早く早くっていう感じでその匂いに背中を押されながら改札出てお店へっていうのがきまりでした。店の前では、焼き鳥の焼き場からの白煙がもくもくとあふれ出て、胃の辺りがきゅーっと縮こまってまた伸びるって感じで、戦闘態勢に入っていくのがよーく分かりました(笑)。
一串80円。熱燗200円、焼酎もチュウハイもそんなもんだった気がします。どれも5杯までしか飲めない。それ以上は飲ませてくれないんですよ。そこをなんとか頼み込んで6杯まで飲んだことが多々ありましたが(笑)あ、あと半分ていうのもできるんですよね、一回だけですが、そういえば。
そこ行くとしょっちゅうべろべろでした。帰りが遠いのがたまにキズで、べろべろなのに下北で休けぇ〜、なんてことでレイズに寄って、明らかに飲み過ぎで気持ち悪くなりながら帰路について、翌朝大二日酔いで「もう酒止めたっ」って気持ちになるんだけど、♪宵闇せまれば〜 でまた飲みたくなるっていう酒飲みの王道的生活でした、考えてみれば。
その前の学生時代は、池袋の「ます久」(漢字を忘れた)。ここは、熱燗一合100円だった。つまみもそれぐらいからせいぜい500円ぐらいまでで、天国みたいなお店だった。貧乏学生とサラリーマン、肉体労働者の聖地(笑)よく、知らないオヤジにからまれたし、「まぁ、一杯やれや」なんてご馳走になったりもしたなぁ。
バイトかなんかでちょっと懐があったかくなると、ロサ通りにある「よろづや松風」で旨い地酒と田舎煮にうまい刺身。4人ぐらいで行って、4人別々の地酒を頼んで回し飲み。これを3回繰り返すと12種類の地酒を堪能できるってっ寸法。
って書いてきて、これまたつまらないこと書いてんなあ、だらだらと(笑)
それに「戎」に「ます久」「松風」に行きたくなってきた。近々旧い友人を誘って行ってみようっと。
大名盤Tom Jans「The Eyes Of An Only Child」を聴きながら(今度「Dark Blond」(ちょっとファンキーさのみが先走りの残念作)ともども紙ジャケで復刻されるようですよ)

新着本のご紹介


〇「ラテンアメリカ五人集」(文庫)
バルガス・リョサ、パチェーコ、パス、オカンポ、
アストゥリアスの中・短編を集めた作品集。
〇「赤い唇」マヌエル・プイグ(文庫)
「蜘蛛女のキス」で有名な氏の青春群像小説。
ラテンの血が騒ぐ、2作品をあなたに!



〇「妖精たちの回廊」赤江瀑(文庫)
妖美、耽美に彩られた赤江瀑の世界。

〇「奇跡のボレロ角田喜久雄(文庫)
角田喜久雄の幻の傑作ミステリー。




〇「折口信夫坐談」戸板康二(文庫)
折口信夫の芸能、歌人の話を忠実に精細に書きとめて表した信夫唯一の坐談。
〇「日本のこころ岡潔(文庫)
碩学岡潔の現代におくる生きた思索の書。




〇「遊びじゃないんだっ」RCサクセション(単行本・ソフトカバー)
結成20周年を記念して出版されたRCサクセションの魅力満載の本。








古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。