SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

小林信彦の「定本 日本の喜劇人」

suzukimondo2008-05-03

本屋だけは、昼休みに必ず行ってる主水です(笑)
♪本屋で立ち読みを(by自転車に乗って) はかかせません。
でもって、新聞でも見かけた小林信彦さんの豪華本を見かけました。
スンゴイですよ、これ!って中身は、「日本の喜劇人」を柱に「日本の喜劇人2」「おかしな男 渥美清」(喜劇人篇)と「笑学百科」「天才伝説 横山やすし」(エンタテイナー篇)の2冊がいつもの平野甲賀氏の書き文字の箱に入ってるという分厚いもの。目新しいのは、今まで未刊行だった、インタビュー評論「これがタレントだ1963・1964」ってことになるんでしょうが。うーむ、できればそれだけ読みたい(笑)あとは、全て古本屋へ行けば安く手に入るんだもんね(「日本の喜劇人2」はどんなんだかよく見なかった。だって、重いし、パラフィン紙がかかちゃってて気軽にめくれなかったのよ)。これは、旧ファンには、酷なんだけど、新ファンにはありがたいもんではありますが、小林ファンは、とっくのトウに読んでる、持ってるってもんばっかなんで、テイのいいリ・イシューなんだよなあ。
アタシとしては、今、簡単に読めないものをきちんと出してもらいたいわけで。「日本の喜劇人」とくりゃ、「世界の喜劇人」になるわけだし、デヴュー作の「虚栄の市」から始まる「汚れた土地」「冬の神話」「ある晴れた午後に」の初期4部作、「東京のロビンソン・クルーソー」「東京のドン・キホーテ」「エルビスが死んだ」のコラム集なんかが読みたいわけで。大手新潮社がせっかくやるんだったら、そのくらいのことをやってもらいたかったなあ。ちょっと探しゃあ、どの作品が今切望されてんのかなんてすぐわかることなのに。もしくは、小林信彦初期作品集として、それらを含め今簡単に読めないものを復刻して、小林信彦フェアなんつぅものをやって欲しかったなあ。タイトルには、「お笑いはキライだ!!」なんつぅものをつけたりして(笑)。なんかなあ、中途半端だよなあ。それにさ、1万円近くもするんだもんね。勘弁してくれよ。って言いたいもんだよなあ。大滝さんだって、もうこれで何度になるかわかんないくらい復刻してるけど、廉価だぜ〜(笑)そのへん考えてもらわなくっちゃなあ。自分で自分の首絞めてるってもんだぜ〜。っていいか、そんなこと(笑) おしまい。

古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

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