SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

忠さん

忠さんのうたとの出会いは、「HORO」だった。ティン・パン・アレイが一緒にやっていたからに他ならない。ユーミンも美奈子さん、ター坊、いづみさんもそうだった。

ティン・パン・アレイのリズムのノリ、湿り気のあるリードギターが忠さんの心地よく優しい、ちょっとザラついた声を後押しして、明瞭にぼくの頭の中に絵を結び、ハートをドゥーン・ガッ、ドン、バンと叩いたのだった(笑)R&Bなんて何も知らなかったけど、どこか違った寂しさを持つこのジャパニーズR&Bの洗礼を受けたのがこの時だったに違いない。それ以来「もっと、もっと」へともどり、「songs」「morning」へと聞き続けることになる。当時の僕は、歌詞カードを見ながら一緒に歌うことを常としていたので、当然のことながら忠さんや大滝さんは、僕の歌の師匠となり、どっか似た感じの歌い方になってしまったのも確かであった。そんな忠さんを目の前で見たのが、「若いこだま」の公開放送の時だった。小坂忠&ウルトラの頃でドキドキしながら学生手帳にサインを頂いたのを覚えている。

なぜか「気まぐれ天使」のうたが頭の中でリフレインされる今日この頃。一緒にあの女優さん坪田直子さんのしゃべり声と膝小僧がかゆいなんて台詞も思い浮かんできて、、、高沢順子さんはどうしてんだろう?なんてことも、、、どんどん思いは多岐に広がっていく、忠さん関係なしに、、、