SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

「面白半分」といえば

四畳半襖の下張


かの有名な「四畳半襖の下張」ということになるでしょう、ね!
それこそいたずらに茶化すようなことを書くつもりもなく、また書けもしませんが、
この短編小説は、擬古文で書かれていてひどく読みにくいんですね。
が、なぜかつらつらと読み推せてしまう力を持っている。なんともびっくりなんですよ。
今回久しぶりに読み返してみたんですが、なかなかになかなか(てなにいってんだかわからない(笑)。こりゃ、ええわい!てな感じでした。
よく今のほうが過激だ、とか、今のに比べればなんということもない、なんてことをいいますが、現在流布されているアダルト小説類と比べちゃいけません。
で、はっきりいいますが、けっこうぐっときます、きました、参ったなです(笑)
と、こんなところでお茶を濁します。ワイセツってなに?あたしってだれ?ここはどこ?なんてやっぱね、難しいんですよね、この辺のところは(笑)
あんまりワイセツワイセツなんていってると逆に暗示にかけられちゃって、ワイセツワイセツ、わーい、わーい、なんてことになりかねないですよね(笑)

新着本ですよ!

河野典生「ペインティング・ナイフの群像」


私の好きな短編集のハズなんですがほとんど忘れてしまっている。
ジャズのアドリブにも似たちょっとハードでちょっとあったかな短編集。
再読したい一冊なんです。


塚本邦雄「悦楽園園丁辞典」


これも文体が美文調で幻想的でなかなかになかなか。
不思議に蠱惑的な幻想散文集です。



近々アップしますんでよろしくぅ〜。
古本屋「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm