SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

しょの②

初めてあのレコード室に入ったときの気持ちはどうあらわしていいのやら。
いつも外から次はいったい何をかけるんだろう?とじっとレコード室を見つめる側だったもんで、逆の立場なった瞬間、何を、何をかけようとドキドキもんだったことは確かであった。でも、左右、後ろにぎゅう詰めに詰められたレコードを、この宝の山を少しづつ聴けるっていう興奮の方が勝っていたのは、いうまでもない。嬉しくてたまんなかったんだ、ほんとに。
あれは、、、とうまくその前が思い出せないんだけど、何かの集まり?トラッド愛好会だったんだろうか?の集まりの後の一枚目を大好きなハース・マルチネスの「ハース・フロム・アース」にして、その次にクレージー・ホースの1stをかけたときに起こったんだ。

よく見かけた常連のお客さんが、2、3人立ち上がりお会計を済ませ出て行ってしまった。
うーん、選曲が悪かったんだろうか?なんかまずったんだろうか?と悩んでしまった。
それともうひとつ。
あるときお客さんが、
「アンクルジムズ・ミュージックの1枚目お願いします」
とリクエストにこられたときのこと。
私はそのアルバムを見たことも聴いたこともなかったので
「ありません」
と答えたんですがよく探してみるとなんとあるじゃありませんか。
あんときは恥ずかしかった。穴があったら入りたいってのは、このことだと思いましたね。もちろん、あやまってかけましたが。
いい意味での先輩方のきつい洗礼を受けたといっていいんでしょうね、きっと。
でもクレージー・ホースの1stは、未だ名盤だと思っています(笑)
なんて ♪そんな話 これ以上 したくない ね。
そんじゃ、また。

古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。