SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

in the poor

っていっても奥田さんの小説の話じゃないんで、その小説読んでないんで、なんかふられてもわかりません。
奥田さんの小説は、その昔「最悪」を読みまして、なかなか面白いなとは思ったんですがそれ止まりで、あとは読んでません。
ちょっとした出来事がどんどん膨らんじゃって、どうしようもなくなっちゃう話、「シンプルプラン」っていう秀作がありまして、映画にもなったんですが、アレも好きです。
それと夢野久作の『少女地獄』の中の「何でも無い」、コレも大好きな話です。嘘がどんどん「でっかくなっちゃったぁ」って耳がでっかくなっちゃうような話なんですが、とても気味が悪くて面白いんです。
で、in the poorなんですが、週一でプールに泳ぎにいってるんです、私。
運動しなきゃいけない、いけない、とずーっと思ってまして、たまーに泳ぎに行ってたんです。そのうちなぜだか左手が頭の上まで上がらなくなっちゃって、上げようとすると痛くて痛くて。また、背中に手を回して手が組めなくなっちゃって「こりゃ、やばい。そういえば、お腹の肉もついてきたような気がする」なんて思い始めたら居ても立ってもいられなくなっちゃいまして。ちょうど近くにいい感じの市民プールを見つけたのを幸い、行き始めました。
この8月は、さすがにお子たちに、お年よりも多くて思うように泳げなかったんですが、それ以前、それから9月に入ってからは、いつものようにスーイスーイと泳げて気持ちがいいんです。
だいたい最初に400mいっきに泳ぎ、あと600mを100、200、100、200、なんて切って泳いだりして1Kmは、必ず泳ぐことにしてます。
最初の400を思いっきり泳ぐと、後半の50ぐらいは、息絶え絶えになり泳ぎ終わるとアタマがクラッとなりモウロウとなります。これが気持ちいいんです。それとプールを何往復したかに集中してるもんで、何も考えられなくなっていいんです。こないだまでは、ちょっと温くて参りましたが、今週はいい感じに冷たくて、その水の中をずーっとながめながら泳ぐってほんとに気持ちがいいもんです。
若松孝二の映画に「水のないプール」っていうのがありましたが、中村れい子がいいんですよ。ファンでした。今どうしてんでしょうか?内田裕也の駅員さんの切符切りっていうのも今はもう無くなっちゃって、今の改札で「ピンポン、ピンポン、ピンポン」鳴らされて、「この券では、出られません」みたいにアナウンスがされちゃうのより良かったような気がするんですが。そんな人が挟みで切符を切ってたなんてこと今の若い人たちは知らなかったりするんでしょうかね?
“ラッシュ・アワア 改札口で 指が 切符と一緒に切られた”
っていう私の好きな北川冬彦の詩も何言ってんだかわかんなくなっちゃうんでしょうかね。
って何の話をしてたのか、、、あ、「水のないプール」でした、だから「水のないプール」っていうのは、もう無いに等しい、存在しないということになりますね、私の場合。
で、左手もなんとか上がるようになってきましたが、やっぱり後ろで組めない。腹の肉も泳いだ分食っちゃうもんであまり取れたような気がしないんで、あと一日増やそうかと思っています。ムリかもしれない。
って、書いててあんまり面白くないなあと思い始めてきました。でもせっかくここまで書いたので書きとめておくことにしました(笑)   おっぱっぴー!
古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。