SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

いいなあ

suzukimondo2007-09-26

きのう野暮用で久しぶりに新宿まで行ってきました。
高層ビル街を歩いてきましたが、妙なふんわり感があって面白かった。
で、反対側があの喧騒。なんだかそれも不思議な気がして面白かった。
ついでといってはなんですが、某タワーレコードを久しぶりにのぞいてきました。
この“某”っていう字、内田百閒は、固有名詞化して“甘木”と使ってますな。なもんだから、ナニガシっていうあやふやな不明瞭な匿名性がなくなって、一個人の甘木くんという人となって現われ出でるって寸法ですよ、だんな。なんだか親近感がわきません?アタシなんか「さすが百閒だな、シャレてんな」なんて思ったりするわけで。ってちょっと思い出したもんで書いときました(笑)
そこで聴いて来ました、あがた森魚さんの「タルホロジー」と細野さんの「FLYNG SAUCER1947」。うーん、いいねっ!と、聴いたとたんに感じましたね。
「タルホロジー」は、やっぱり麻琴さんのプロデュースが功を奏していて、ノルディスチ(いや、乗らぬですち(2回目です)のリズムとチャンヤカ、チャンヤカの金属製のお椀でも叩いているようなチャンチキおけさがなんともいい感じに溶け合って、エキゾチックな雰囲気を醸し出しておりました。「大寒町」で「ジルバとドドンパぐらい踊れます」ってケイちゃんが言ってる大正浪漫の頃、♪泣―いチ 泣いチ 泣いチッチ のあがたさんしかよく知らないんですが、これはじっくり聴いておきたいアルバムだな、って思いました。
「FLYNG SAUCER1947」は、グッド・タイミーなオールド・タイミーな♪タイミー タイミー な「まちぼうけ」の時にも書きましたが、カントリーフレイバーの効いたフォーキーなアルバムで異常にモコモコ感のする仕上がりでした(笑) 今、逆にこういうモコモコ感をだすのが難しいっていうか、珍しいっていう気がして新鮮でしたがいかがなもんでしょ。ってマイク一本の一発録りだからか!今、書きながら思い出した(笑)
これもゆっくりと、それこそ百閒の「王様の背中」(画 谷中安規)なんかをぺらぺらとめくりながら聴きたいと思ったのでした。

甚だ簡単ですが、おしまい。そんじゃね!次回もモア・ベターオヨヨ。


古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。