SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

飲み屋賛

suzukimondo2007-10-06

いつものところで外酒。ちょうど宵闇が迫る頃の時間帯に用事が済んだりすると我慢できなくなる我が身の弱さよ(笑)
生ビールをぐーっと空ける。一息ついて熱燗へと移行。
二口ほどぐびぐびと喉を鳴らしながら呑むと、喉を通り過ぎ食道から胃にじんわりとやんわりと日本酒が広がっていく。うまい!うますぎる!そして気分もじょじょにゆったりとやんわりと落ち着いていく。
すかさずナンコツのコリコリ感がたまらないつくねをば頬張りまして、またすかさず日本酒を胃の中に放り込んでやるわけです。
至福の時ですなあ。なんとも簡単に至福の時は訪れてくるわけですなあ。
友人との会話も弾み出し、いつものようにどうしようもないダジャレが飛び出してくるようになれば、しめたもんでございます。ささ、カシを変えてさらに杯を重ねようということに当たり前のごとくなるわけで。
表に出て、ああ、ここもそのうち無くなっちゃうんだなあ、のシャッターの降りた下北マーケットをそぞろ歩いていくと、友人達がこないだ入っていい感じだったというお店へと行ってみることに。
さすがに彼らがいうだけあっていいお店、入っただけでぴーんとくる。
古ぼけた大きな木目のカウンターと、奥のこれまた古ぼけた大きなテーブルがなんとも落ち着いた雰囲気を醸し出していて、なんていうのかな、その積み重ねた年輪とでもいいますか、それがなんともやさしくアタシらを包んでくれて、ここはもう焼酎はボルトでいただくしかない。長居しちゃうのがわかっちゃうわけなんで。
ボルトと一緒にやってきたお通し3品がこれまたきちんとしたもんで、たこわさとオクラの和え物にみょうがとこぶの漬物、あと、、、忘れた。
これが焼酎ロックにぴったりで、うまい!でもって刺し盛りに大根サラダに、、、みんなうまい!特に自家製のアンチョビーが絶品だった。あれだけ呑んでんのに、うめーなぁ、これって思わず口にでちまったんだから。これは、また来たい、明日にでも来たい、フトコロさえあったかけりゃ(笑)
ボルトが空いたのを潮に、また来ますぅ〜、なんて声をかけてお店を後に。
時間もまだ早いもんで、しょうがないから、なんていうのは嘘で、やっぱりしめはいつものようにラ・カへ。岩ちゃんの顔みて、れんとのボルトを空けて、空けっぱなしのまま(ゴメン、岩ちゃん、今度入れるッス)帰路へ。
しかし、久しぶりに頭がくるくると回っていい気持ちだった。でもフトコロは、
♪すっからかんのぉ〜 からっけつぅぅぅぅ〜 で
♪からっから 乾いた からっぽ あーたまあん 風ーに吹かれて 舞い上がるぅう
あーたまあん、だけじゃなくって身体も舞い上がって昇天しちまえば気持ちいいのになあ。で、これもいつものように翌日二日酔い。大酒飲んだ次の日、すっきり、はっきり、くっきり、いい気持ちで目覚めることって出来ないもんかなあ。まったくもぉおおお。む〜ん。ねえ、む〜んみん、こっち向いてぇ〜。


●はい、新着本の紹介です。
読書の秋に向けて
皆さんたくさん本を読みましょう。買いましょう。「山風蠱」で!!


「本棚探偵の回想」 喜国雅彦
「本棚探偵の冒険」に続く第二作目。
古本者はもちろん、収集癖がある人にはこの快感がわかるはず!同病相哀れみましょう(笑)












ナンシー関大全」 ナンシー関
ナンシーはここにいる。究極の愛憎版。
単行本未収録のコラム&対談、カラーのアルバムギャラリー、クレア対談セレクションなど盛りだくさんのテンコ盛り大全!!












「銀座界隈ドキドキの日々」 和田誠
イラストレーターの和田誠は周知の通り。
エッセイスト、小説家和田誠もなかなかのもんです。
当時の銀座、友人知人が目白押しの回顧録











「原宿ゴールドラッシュ 青雲編」 森永博志(文庫)
原宿クリームソーダ、ピンク・ドラゴン
といえば知らない人はいない?の成り上がり物語。あの頃の原宿が蘇る。愉快痛快。











古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。