SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

続・イン・ザ・プール

suzukimondo2008-06-21

遅まきながら、奥田英朗の「イン・ザ・プール」を読んだんですが、オモロー!ですね。
でもって、このシリーズ、伊良部一郎シリーズの次作「空中ブランコ」っていうやつで直木賞を取った、っていうのをさっき知りました(笑)
アタシにもどっか思いあたるふしのある心に病を持った主人公たちを治療する迷神経科医とセクスィー看護婦、失礼、看護師さんが繰り広げるドタバタ、ハチャメチャストーリーとでも申しましょうか。いやはやなんとも面白かったっす!久々に電車ン中で笑っちゃったっす!
その昔、「最悪」を読んだ時、「お、なかなかやるな」と思い、あの「シンプル・プラン」と相通ずるもの、ちっちゃな事がどんどん大きくなっていく、それもあんまり不自然さを感じさせない話のうまさ、スピーディーさが、なんとも気持ちよかったんですが、その後「東京物語」という取ってつけたような話を読んじまったもんだから、奥田さんを二度と手に取らなくなっちまいまして、今回久々にちらっと立ち読みをしたらば、あたしのような「水泳依存症患者」の話が出てたもんだから読んじまったっていうスンポウなんです。
まあ、内容に関しましては読んでもらえればいいわけで、タイトル作だけでも、もしくはその後の立ちっぱなしの男の話でも本屋さんにてそれこそ立ちっぱなしで読んでもらえれば分かってもらえると思いますんで、読んでみてクラハイ(笑)


でもって、日曜の話で恐縮ですが、久々にライブに行きまして、いいもん聴きまして、ほんとありがたかったなあ、っていう話をひとつ。
えー、コスモポリタンカーボーイズっていうバンドとミラクルトーンズっていうバンドの2バンドが演ってくれたんですが、ほんと、気持ちエガッタ、エガッタら24時でした(笑)
コスモポは、メガコスモポでサックスとパーカスが加わってなにしろ音がぶあつくて、グルーブ感つぅーんですか?あれがいい感じでね。終始身体が上下左右に揺れっぱなし、終始なぜかザ・バンドだなぁ、と感じておりました。ボーカル&ギターのハル宮沢さんの後ろをこう、すぅーい、すいっと泳ぎたくなっちゃいました(笑)
そして藤田洋介率いるミラクルトーンズは、もう何も言うまい、言わせまい、言えまい、ってな感じで、ちょいと目を離すと飛ばす飛ばす、どんどん飛ばす。音は馬鹿デカイし、うたはそれにも増して馬鹿デカク、熱いんだな、これが!もう、音楽すきだぁ、大好きだぁ、っていうのがびんびん伝わってきて気持ちがいいのなんのって。んなわけで、久々に命の洗濯させていただきました。サンキューでした。


古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

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