SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

斉藤哲夫賛

suzukimondo2007-10-07

きのう夜遅く斉藤哲夫さんのライブをやってて思わず最後まで見てしまった。
高校の頃、某NHKの「若いこだま」ってぇのをよく聞いてた。
ぼくの好きなミュージシャンを良くかけてくれた、今、たまにワイド・ショーのレポーターでお顔を拝見することのできる所太郎さん(リガーニーズ、シュリークスっていう当時のフォーク・グループをやってたことを随分経ってから知った)の曜日が僕が贔屓にしていた時間だ。
そのFM特番の公開録音で初めて斉藤哲夫さんの生うたを聴いたんだ。
なぜだかわからないけど初めてそこで聴いた斉藤哲夫さんのうたの数々(バイバイグッバイサラバイ、夜空のロックンローラー、僕の古い友だち)の一節がズーッと頭ん中から消えずに残って、たまにひょっこり顔を出して口をついて鼻歌になって出てしまったりしていた。それでこないだサイが見てた小田和正さんのTVに斉藤哲夫さんが出て「グッタイム・ミュージック」を披露したのを偶然見かけて、こりゃやっぱ、ちゃんと聴きたいな、なんて思って「バイバイグッバイサラバイ」を購入して聴いたりなんかしてたもんで、ついついお終いまで見てしまったというわけだ。
小田和正さんに力みすぎっていわれたとかで、なんともあっさり力を抜いてうたうその姿が、高いキーの部分をチョット無理しながらもうたうところ、そこからつるっと裏声に変るところの妙がぼくにはとってもたまらなかった哲夫さんの姿が、違う哲夫さんを聴いてる様でチョットつまらなかった。
しかし、自身のうただけでなく高田渡さん、シバさん、金森幸介さん、ディランさんと自身のきっと好きな楽曲を取り上げて自分色に塗りかえてうたうというその姿には、とても好感が持てた。特に最後にうたわれた渡辺勝さんの「あなたの船」には、ぼく自身の思い入れもあるけど、とてもいい感じに ♪わたしに しみこんではこない〜   じゃなくてしみこんできた。
その時、大庭珍太さんという好きなシンガーがいるんだけど、その彼がつくった「吉祥寺」という自身に多大な影響を与えてくれたその頃のフォークを集めたアルバム集、それをいつの間にか思い浮かべてた。もちろん、斉藤哲夫さんの「吉祥寺」もうたってる。
ぼくは、そんな柔軟な気持ちを持ってる斉藤哲夫さん、そして大庭珍太さんが好きだ。
後半の女の子だけのバンド(とってもかわいい女の子3人組で、特にタイコの子には見とれてしまった(笑)を従えた新曲(ザ・バンドっぽい曲)に「夜空のロックンローラー」(これも高いキーの部分は、無理してうたってなかった。もうあの無理なうたい方ができないのかも?)もとても気持ちのいいもんだった。哲夫さん、ギター一本の弾き語りも悪くないんだけど、ぼくはバンドと一緒のポップでメロディアスな楽曲の方が好きだな、なんて思った。ゲストのあがたさんもいってたけど、ずーっとうたってていただきたいお人の一人です。
珍太さんもずーっとやっててくれぇ〜。もう新しいアルバムが出たんだよな。今度、いつんなるかわかんないけど(笑)、絶対買うかんね(忘れちゃったらゴメン(笑)。


古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。