これに勝てれば都大会進出だ！
と考えれば考えるほど身体ががちがちに硬くなっていくのが分かる。
そんなときに限って点を取られれば取り返すのシーソーゲーム。
ちょっとしたミスが大きな点差に広がる。それは相手も同じで、あっ、と思ったパスミスで３ゴールの点差が出来上がっていた。
残り時間あと２分、なんとかこのまま逃げ切りたい、と思ったのも束の間、確実に決めなければならないレイアップシュートがゴール枠から外れ、そのリバウンドを相手チームに持っていかれ、逆にシュートを決められてしまう。
あと２ゴール差。残り１分。あせりが、パスの誘惑に勝てず、痛恨のロングパスミスを生む。あっという間にカウンターを決められ、あと１ゴール差に。
勝利の風は相手チームに吹きかけるかに見えたのだったが状況はどちらも同じだった。
今度は、点差をこれ以上広げさせまいとする気持ちが、相手チームのブロッキングを誘ったのだ。
こちらのスローインから相手エリアにドリブルで持ち込むところで試合終了のホイッスルが鳴った。
というわけで、子供のバスケの試合を久々に見に行ったのでした。
ハラハラドキドキの試合でしたが、やっぱり見ていてとても清清しい気持ちになりました。ものごとに精一杯、一生懸命に取り組む姿は、何ものにもかえがたい素晴らしさがありますね。そして、我が身を振りかえさせる大きな説得力をも持っております。
あと一息で都大会出場を逃した相手チームのみんなは、大泣きしてました。最後まで大きな声で「はい、声出していこう！」とみんなを盛り上げていた１０番の子なんかは、しゃくりあげるようにして泣いていました。勝負の世界は非情だなぁ、なんてこともつくづく思いますね。やだなぁ、って。
その後の決勝戦は、都大会出場が決まって気を抜いたのか、それとも力の差がありすぎたのか（その両方だと思いますが）、Wスコアにはならないまでもボロ負けでした。
なんだか、ホッとしました。あんまり強くならないで今ぐらいでいいような気がしてます。
どっちの気持ちもよくわかる人間になってもらいたい。そんな気持ちがしました。
しかし、大きくなったな、と思いますね。始めた頃は、ボールをもらうのが嫌いで、なにしろ早く他の子に渡してしまおうとする奴だったんですが。それに試合に出るのが嫌で嫌でしょうがなくって、、、。だったら辞めれば、と思ったのに、辞めたくはなくて。
それが今じゃ、キャプテンでみんなを引っ張っていく人間になってるんだから不思議です。
なにはともあれ、お疲れ様でした。よくやったと褒めたいと思ってます。親ばかです。笑わば笑え（わはははは）
古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm
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