SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

哀しくてやがて寂しい

知り合いのイラストレーターが亡くなった。
彼の作品に出会ったのは、最初はマンガ、いやコミックスだった。
その作品にはいつもROCKが流れていた。
そしてオートバイ小説の挿絵。
彼の人柄と同様に、気持ちを和ませる柔らかさと温か味がそこには溢れていた。
それから爽やかな風と共に、土の匂いや草や木の香りを運んでくれるとても素朴で、芯のしっかりとした作品群がぼくらの目の前には届けられた。
これから60、70、80、90になるに連れてどんな作品が届けられるのだろう? そしてこのぼくも一緒にどんな風に変化していくのだろうかと楽しみでならなかったのに。