SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

本日の泡

日本のショービズ界の巨星、谷だぁ!が逝ってしまった。階段から落ちてっていうのがなんとも痛ましい。(そういえば、サンディー・デニーもそんなんじゃなかったけ?と思い出した)。
あの目をきゅっとつぶって、下唇を軽くかむように「谷だぁ」、「くぅ〜」なんていうしぐさがなんともキュートで、うたい方も独特で、気持ちイィ感じで歌い放ってくれた。好きだったなぁ。がんこちゃ〜ん! がっつん、ぱらぱら。大瀧師匠は、孤高の人、小林の信彦さん(もう80越してるはずだよな)は何思う。
うんな時に、久々に夕焼けの「ラッキー・オールド・サン」を引っぱり出し「そういえば、随分と夕焼け楽団も聞いてなかったな」なんて独り言を言いながらターンテーブルにCDをのっけ、ぷちっとonボタンを押すと、あのアコギがゆるやかに流れ、そして洋麻さんのリードがむせび泣くように、叫ぶように聞こえてきたとたん涙が滲む。昔からこの曲を聴くと目頭が熱くなる。深くは、いつものように考えない(笑)。「陽のあたるところへ」それだけだ。
そういえば、こないだ恩蔵さんの兄上でいいんでしょうか?恩蔵茂さんが企画・監修したムッシュ・かまやつの自伝「ムッシュ!」を読んだ。赤木圭一郎との話なんかちょっとびっくりしたけど、なんであんなに歳を取らないのか、若くいられるのかがわかったような気がした。深く考えないってこと。あとはマイ・ペース、“どうにかなるさ” ってぇわけなんだろうな(笑)書いてるものを読んでても暗くないもんね。でも明るいってほどでもないけど。痛いってぇ感覚が鈍い、だいぶ痛くなるまで感じられないって、いい意味で鈍感なんすね、で引きずらない、天然な部分もあったりして(笑)。それにしても長い間活躍してますな。ズージャ、カントリーからロカビリー、GSときて、フォーク、ニューミュージックに現在に至るわけで日本のミュージックシーンの生き字引みたいなもんです。長生きしてください。
平日夕方からのバイトが今月から無くなっちまった。どこも厳しい状況。昼間のがあるだけましだ。くぅ〜、また探すぜ。それだけだ。