SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

本日のあわわ

久々に古本屋に出かける。何もない。もう一度最初からじっくりながめて見る。と、見落としてたものがひょっくりと現われることがある、んだが、やっぱりなにもない。せっかく来たのになにもないのはとても哀しい。だからもう一軒いってみる。そろりと入り込み、手前からゆっくりと見ていく。あ、やっちまった。なんかいいことないかな、子猫ちゃん、と思いながら来ちゃ駄目なんだよ、って思い出した。でももう思っちゃってるからしょうがない。しかし、こんなときには、平田篤胤の「仙境異聞 勝五郎再生記聞」なんかが、それこそひょっくりと出てきてもいいのになぁ、なんてふと頭をよぎったと思ったら、あった。びっくりした。今思ったと思ったら、そこにあるんだもんな。こんなことがほんとにたまぁ〜にあるからやめられない。それも安価だった。ありがたい。しかし、古本もだいぶ安くなってきた。以前書いた大坪砂男の作品集なんか上下で2万近くしていたが、今はその半分ぐらいになってる。塚本邦雄の「悦楽園園丁辞典」なんかも半分以下だし、今まで手が出なかった、ちょっと幻想味を帯びた作品は、今買い時なのかもしれないな。って半分や半分以下でもこちらは手が出ないけど(笑)。
新刊本屋をのぞく。高平哲郎の「今夜も最高!」なんてのが出てる。タモリがやってたあの番組、好きでした。読みたいけど手が出ない。そういえば、日テレ24時間テレビの、あれは2回目か3回目、タモリも司会をやってたときの深夜の時間帯が凄かった。もうタモリ赤塚不二夫の仲間たちの宴会芸とでもいうべき出し物が目白押しで。こんなのやっていいの?っていう、今じゃもう絶対無理だろうな、と思われる出し物だらけだった(笑)
考えてみると、今って、ある意味教条的過ぎると申しましょうか、潔癖過ぎると申しましょうか、うまい言葉が出てきませんが、そんなところが多分に見受けられるような。
O.Vライトの「ア・ニッケル&ア・ネイル/ジ・エース・オブ・スペード」がCD化されてました。これは買いたい!聴きたい! その昔、亡くなる前の年に東京12チャネルのスタジオに聴きにいったのを思い出す。前座のおねぇちゃん(誰だったんだろう? 気になる)に手を引かれながらやっと舞台に上がったO.Vライト。大丈夫なの?の気持ちをうた声一発で払拭、スタジオがO.Vライトのソウルで満たされた。 脳天くい打ち、アタマからケツの穴にかけて電気が走った。