SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

本が売れるのはいいけど

オークションで本が売れました。「好きな人は好きなんだなぁ」と改めて思いましたね。相変わらずオリジナル本や初版本、数が少ない本っていうのが強いんですね。経験からいうと初版本は、誤字脱字がなどの不備な部分が多いんで2刷以降がオススメなんですが。しかし、そんな不備を喜ぶマニアがいるのも事実なんですね。こうなるともう本を読むという行為から遠く離れてしまっていて、おいおいということに。ま、装丁や書体、文字組、もっといえば使う紙なんかが気になるっていう方もいるんで、どうでもいいんですが。
 そういえば、その昔、著名な画家さんに装丁をお願いした時、印刷所と紙の指定までされて参った事がありました(笑)。印刷所は問題はなかったんだけど、指定された紙の高価なのにはびっくりでした。それとカバー裏に入る2段組のバーコード。今でも和田誠さんなんかはあのバーコードが気に入らなくて、そのまま印刷するんじゃなくてシールになっていて、あとではがせるようになってたりしますが。当たり前といえば当たり前で、カバー全体が装丁家の作品なんだから、そこにあんなバーコードが入っていたら邪魔に違いありませんよね。とはいえ、流通にはあのバーコードがとっても重要だったりするんで編集者にとっては悩みの種ではあります(笑)。その画家さんの場合は、本が出来上がってから、バーコード嫌いだということがわかったんで、もう当たり前のようにバーコードが入りますよという仕事の進め方をしていたため大丈夫だったような気がします。もし知ってたら少しはもめたことでしょう、きっと。あん時は、ほんとに知らないことの強みをつくづく知りました(笑)。って、何の話しをしてたんでしたっけ? あ、そうそう、本の中味もそうだけど、装丁なんかでもやっぱり本を買っちゃったりするんだよな、みたいな話?でしたっけ?違うか。
 でも、オークションは売れても買った人が現物を見て気に入らなかったりするんじゃなかろうかといつも思ってしまって、あんまり身体によくないんです(笑) 
 そういえば、久しぶりにカラオケに行ってきました。こないだまでは、ぶ厚い歌手名、曲名が出てるたりする本の中から選んでその番号をカラオケの機械に送信してっていうもんにたよってたんだけど、今は送信するパネルにその本がまるまる入っていて、指でタッチすればいいようになってまして、これが不慣れなオジサンにはやりにくくて参りました(笑)。でも、「あの頃」っていうインデックスをタッチして出てくるあの頃の歌の数々は懐かしくって嬉しくなりました。そういや、こんな曲あったなって。久しぶりに浜省の「路地裏の少年」やダウンタウン麦踏バンドの「身も心も」なんツゥーのを歌ったりして(笑)70年の中頃がやっぱりいいんですね。それにしても、大きな声で好きな歌を歌うってぇのはいいもんですね、気持ちに。たまには、歌わにゃアカン!ですね(笑)