SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

電子書籍とラ・カーニャ

電子書籍ってぇのはいいっすね!聞いたところによるとあの薄っぺらなボードの中に1500冊もの本が入っちゃうそうで、ってそんなに読まないけど(笑)。携帯ステレオにしたって一万曲入るっていっても、聞くのはせいぜいアルバム10枚から20枚ぐらいで、同じもんばっかり聞いちまってる。でも突然「アレが聞きたい!」なんて時に聞ける利点があるといえばあるんですな。電子書籍に話を戻すと「これって何?」なんて読んでてわかんないことが出てくればちゃっちゃと調べられるっていうのがいい(と書きつつ、ついこないだまで、このパソコンでさえ辞書機能や検索なんてのも使わず、せっせと手元にある国語辞典や百科事典、CDの解説やら資料本(って他の本の関係あんじゃないかと思われる本)なんかをめくっていたんだから♪あーあ やんなっちゃった 驚いた なのである。電子書籍のみならずパソコンなどのほんとに初歩的な使用方法にいまだありがたがっている輩なのである(笑)。それもきれいなビジュアルとともに分かればなおいいし、これにいい音が加わったら最高だろう、なんて思うんだけど。例えば、
「喧騒の都会の闇の中にシーマンスのブルースが流れ始めた。」
なんて一文に出てくるこの「シーマンスのブルース」がわかんないなんて時、その曲とともにビジュアル(アルバム)と説明が表れたらいいだろうな、なんて思うわけだ(って、もうそうなってる?著作権関係があるからそこまではいってないでしょ?)。あとは、あの薄っぺらなといってもあの大きさ、幅に重さがなんとかなってくれて、本のようにブン投げても大丈夫、ゾンザイに扱っても何の問題もない強度が備わり、価格ががくーんと下がってくれさえすれば、即買いだな(笑)。とはいうものの、これは決して紙の本が消えてなくなってもいいといってるわけじゃなくて、っていうか、無くならないだろうし、、、。あの本屋に行ってぶらぶらと本をながめながら、「おや、こんなもんが!」とか「これって、どういうの?」なんて感じで手にとって、ぱらぱらと立ち読みして「うーん、買っちゃおう」とか「いらねぇ」とか「今度にしよう」って忘れちゃったりとかができる楽しさってぇのがいいわけで。誰かかが書いていた、これも後付ではあると思うけれど、本のオーラに引き寄せられ手にとって読み始めたらサァー大変、なんと面白い読み物よ、なんてことがたまにあったりするのが嬉しいわけで、CD屋さんになんかも言えることだけど。でも、これは本屋、レコード・CD屋、もっと言えば駄菓子屋から始まるいわゆるお店で、いろんなものの中からてめぇの好きなものを選んで、店員さんを介して買うという世代の思いであって、ネットの通販やダウンロードやこの電子書籍だけで育つ世代には何の必要もなくなってしまうんだろうなぁ、なんてことも思ったりして。あー、疲れた。どんどんいろんなことがアタマん中に出てくるんで参るわけだなぁ。なもんで、なるようになるんだろう、ってもうめんどくさくなった(笑)。
そういえば、レイズ・ブギーからラ・カーニャと来て、30年経ったんだった!と突然思い出したんだった。いつだったか、あれは沢田くんが亡くなる前だったと思うけど、シャイで愛想のあまりよくない(そこがいいところ(笑)店主の岩ちゃんが「30周年もやるから来てな」なんていってたのを思い出す。下北に出れば寄らずにはいられない店であるし、たまに行きたくなる店なのだ。ある間は、ズーッと行くぜ、年一回になっちまうかもしれないけど(笑)。おめでとう、岩ちゃん、ずーっとやっててな(見てないと思うけど、見てたらよういわんけど(笑)。