SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

新春吉例「懐かし寄席」

じゃん、と思い出したのはダイラケさんの漫才からだった。久しぶりに「よいしょっと!」の円鏡じゃなかった、円蔵師匠を見て、本題の落語より終わった後のマイペースなしゃべりの方が面白くって笑っちゃった、変わってません(笑)。
でもって志ん生、馬生、志ん朝の落語を立て続けに見て聴いてなんだか嬉しくなっちゃったね、どうも。
「元犬」「そば清」「風呂敷」と動いてるお三方を拝めるってぇのもこの番組しかありゃしませんからね、貴重ですよ、ほんとに。やっぱり、この、なんてんですか、動きがね、表情がね、あるのと無いのじゃ大違いってぇのを再認識させられましたね。
あー、もっと見てぇよぉ〜、どっかで特集でやってくんないかな、えー、ほんとに、頼むよぉ、しとつ!
でもって、昨日本の初買い、谷啓さんのエッセイ「ふたつの月」てぇの。なかなか軽妙で、やっぱり書く方も達者ですね。ちょっと昔の筒井さんを思わせるような、話がどんどん違う方へ違う方へといって、「あれ、何の話だっけ?」みたいな感じで、それがわざとらしくなく、自然と書かれてるんで好感が持てるわけですな。アタシの書くものと似ております(笑)。
なわけで、今年もこんな感じでダラダラとやっていきますんでよろしくお願いしますよ、ほんとに。ね、あーた、あーた、あーた、もう寝ましょうよ。
山のアナタの空遠く 幸いすむと人の言う ああ 我人ととめゆきて 涙さしぐみ かえりきぬ 

♪好きです 好きです 好きです 好きです よしこさぁ〜ん 
キッスさせてぇ〜 いいじゃないのさぁ〜 なぜ逃げるのさぁ〜 キッスさせてぇ〜
好きです 好きです 好きです 好きです よしこさぁ〜ん

頭の中にこびりついた歌奴のカール・ブッセに三平の、小学生のアタシをも赤面させた「よしこさん」のうたがなぜかおもむろに蘇ってくる年はじめでありました。