SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

悲しい知らせ?

♪生きてるのかぁ〜 死んでるのかぁ わからない気持ちぃ のオレのところに舞い込む。ライダースが無期限休止とな。ライダースのHPをのぞいてみたけどはっきりとした理由は書かれていなかった。
思い起こせば初めて聴いた「イスタンブールマンボ」(そう、何を隠そうオレは2年遅れのライダースファンだったのだ、最初の頃は、はっぴいの二番煎じときちんと聴いたことがなく、NMM誌の広告に乗せられて買ったこのアルバムで開眼したのだった。エキゾチシズムとロマンチシズム、エロチシズムにヒポポタマスが満載のこのアルバムでがつんとやられたのだ(笑)がきっかけで、やっとはっぴいえんどに代わるバンドを見つけたとほくそ笑んだのを昨日のように思い出す(笑)。爾来、33年、ずーっと背中を見て、お腹を見て、毛髪を見て、目を見て、そしてうたを聴いてきたのである。こんなにずーっと聴き続けてるバンドは彼らだけだし、当然のことながらこんなに長く続いてるバンドというのも彼らぐらいだ。だから一抹の寂しさがないわけではない、だからといって♪ボクハナク なんてこともなく、ただ、自身のこの何年かの停滞ぶり、なにしろなんだか感覚が鈍ってきていることだけは確かな、無感動、無気力、無関心(三無主義か)の無感覚な状態(新譜が出るたびにしっくりとこなかったもんで、って何聴いてもそんな感じなんだけど)にはありがたい気もする。ま、ライダースは、♪好きにさせたのに〜 あの子は遠いところ てなわけで何の問題もないわけで、また好きな時に集まって好きなことすりゃいいんだし。それよりも、聴き始めたころの聴くたびに湧きあがる一喜一憂が、空で歌えるほど何度も聴くようなあの気持ち良さが、友達集まりゃ♪オレぇーたち いつまでもぉ〜 と誰ともなくうたいだすようなあの一体感がこれから先またあるのだろうか、なんてことの方が気になる今日この頃。だから、こんなつまらないことを考えちまう ♪日曜日の朝はやだ!って、空で出てくる歌詩を入れてみたけど、かようにいい詩がたくさんあるのだなぁ、ライダースの初期の、私の場合は、よく聴いてたドントラ以前になってしまうんだけれど、歌詞の中には。なんてこともつくづく思いながら筆をおく。DAMN!
(そういえば、昨日のめちゃいけにライダースがちょびっと映ってたな)