を初めて見てきました。
こりゃ、若気の至りつくせりの映画でした。って決してけなすつもりはありませんが。
70年代という今から40年も前の時代、当時の若者の心情を色濃く出した実験的な、って、出てる人たちにしてからが、今の日本のロックや芝居の礎を作ってきた人たちだけに必然的であるといえるでしょうが。お、いいね、なんていうカットがいくつもあって、そのあたりはさすがでした、なんて、たいしてわかってない私が書くのもなんなんですが。
実を言えば、あがた監督には申し訳ないんですが、早い話が、当時のあがた森魚に横尾忠則、大瀧詠一、この三人が桜咲く土手を歩いてる姿ってぇのも不思議というか、ありえないようなシチュエーションで面白かったり(笑)、桃井かおりに泉谷しげる(なんだよ、ここでもう、芝居のうまさを発揮してたんじゃないの)、鈴木慶一を始めとするパイの面々、友部正人に青林堂の長井社長、なんと岡本の喜八監督、そういえば山本コータローや下田逸郎もいたな、井上堯之、中川五郎も最後にちらっと出てたりして、そんな人たちの姿を探したり、たどたどしい演技を見たりするのが楽しかったりするわけなんですね(笑)。
で、その後にトークとちょっとしたライブがあり目の前であがたさんを見て聞いて感じたわけなんですが、すっきりと伸びた歌声が気持ちよく、5曲ほどでしたが(冬のサナトリウム〜サルビアの花を一曲として(笑)堪能させていただきました。
しかし、楽しきことの後にはなぜか楽しくないことがありまして、病院で寝たきりのオヤジがとうとう壊れだしてきまして、、、。それに合わせるかのようにおふくろのうつも進んでいくわけです、、、。どうしたらいいんだろうの日々が続いております。くぅ〜っ。噫無情。