SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

うららか

♪うーららかぁ うーららかぁ うーららかぁ な表どうりです
なんてうたがありました。大滝さんのうたでした。
なんだか気分がいいですね、こういう日は。でも明日にはまた、寒さがぶり返すそうで風邪にはご注意を。
そんなぽかぽか陽気の中これを書いています。
親父は相変わらず、おふくろは、今度は坐骨神経痛に膝の狭窄症とやらでなにおかいわんやです。
私はといえば、毎日残業続きでへろへろ。次から次えと問題が出てきて、こちらもなにおかいわんや(笑)。でも、仕事の間は、親父やおふくろのことをいくらかでも頭の隅に追いやられるので、どちらかといえばありがたいんですが。なんて話をくどくどと書いていても何も変わりゃしません。
私小説家のようにこのへんのところを微に入り細に入り、読み物として昇華できればいいんですが、そんな文才もありゃしないのでおふくろ同様愚痴だらけになっちまいます。
なもんでこんなところにして。
最近びっくりしたのが、創元推理文庫大坪砂男が入ったこと。渡辺温を出した時もありがたかったけど、次に大坪を持ってくるなんざほんとツボを心得ておりますな(笑)。
ま、好きな人間にとってみれば、だいたい次は大坪だな、とわかっちゃいたんですが。薔薇十字社つながりだし。
そんなことはどうでもいいんで、今まで簡単に読めなかったものが文庫になってどこでも読めるってぇのがありがたいわけで。
そういえばずいぶん前に書いたように、阿佐田哲也が編集者のころに原稿を書いてもらってたことがあるそうで、編集者を辞めた後だったか、それとも仕事を一緒にしなくなってからか、ずいぶん経ってから、とあるところで偶然会いはしたんだけれど、その後知り合いから、大坪はとうの昔に亡くなっていたという話を聞き、、、という怪談話めいたものを書いていて、その話は、奥さんも聞いていて、そのことをエッセイで書いてるんだけれど、どうも本当の話らしい。ちょっとぞっとした覚えがあります。
大坪砂男谷崎潤一郎の弟子であり、佐藤春夫の弟子でもあり、例の奥さんの譲渡問題にもなんらかの関係があるようなことが新聞に出てたこともあり、不思議な、その作品もそうなんですが、作家ではあります。
私の場合、久生十蘭と重なる部分があるような気がするんですが、大坪の方がとっつき憎さはあるような気がします。どちらにしても、機会があったら一度読んでみてください。
あ、それともうひとつびっくりしたんだけど、グラハム(アムではない(笑)パーカー&ルーモアのなんと新譜が出たんですね! こっちも早いとこ聞いてみたいもんです! 麻田さん、日本に呼んでくれないでしょうかね。その時はなんとか行きますよ(笑)。
そんじゃ、また!