SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

短編で読む推理傑作選50

朝一で都議選に。原発にきちんとした態度(もちろんアタシはノー)をとれない立候補者をはずすとあっという間に決まるというのがなんとも寂しい限り。それこそいまだなんも変わっちゃいない原発について、なんも考えてない?いやなんも言えなくなっちゃうってどういうこと? 都民も単純だから先は見えてしまうけど、もちろんアタシも単純だけど、これに関しちゃよっぽどのことがない限り変わりまへん(笑)。
で、光文社から出てた「短編で読む推理傑作選50上下」なるものを購入してしまう。編者は佐野洋五木寛之となっている。時代を感じさせる推理小説が有名なものから無名なものまでずらっと並んでいて、これが案外と面白く飽きさせない。難を言えば、ちょっと厚手で重いところか(笑)。仁木悦子有馬頼義多岐川恭水上勉も初めて読む作家だけれどなかなかに面白く、水上の「渦の片隅で」なんぞは、日米安保改定条約調印と混乱する不条理な世の中と話の主人公の教師の死が何とも薄気味悪く絡み合い、その時代の重苦しい空気感を生み出した佳品だと思う。まだまだ読んだことのない作家の短編が目白押しなんで、これからも楽しみ。
先日やっと夜の下北へ。しかし戸惑うな、この駅は。いつもの店の刺し盛りも、ラ・カのカレーも変わりなく美味しい(なんとサラダとスープ付に、BGMはランディー・ニューマンだったな)。こういう変わりなさは永遠に続いて欲しい。
ささ、本日は♪クリアアサヒがうちで冷えてる〜(くぅ〜、服部良一の、雪村いづみの名曲がぁ(笑)が待ってるぜ。グビるぜぇ〜。