SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

フジロックの房之介、そしてウィルコ・ジョンソン

隣の部屋から聞き覚えのある歌声が聞こえてきた。近藤房之介だった。子供が録画しておいたフジロックの一場面で、ぶりぶりのブルースを久しぶりに長いチョーキングのギターとともにかましていた。昔よく見た房之介はこんな感じでキュイ〜ンと弾きこむときに得も言われぬ顔をしていた、ってリードギター弾く奴はみんなそんな顔してたな、そういえば(笑)。でも、あのブレイク・ダウン時代の房之介を彷彿とさせていたことは確かだった。そんなこんなで見るともなしに見ていると、全身黒づくめのちょっと恰幅がよくなり、つるっぱげにはなったけど特徴のあるギター音をぶっ放しながらウィルコ・ジョンソンが出てきた。もちろん隣にはベースのノーマン・ワットロイがいる!そのギターの切れ味はそのままに、と言いたいところだったけど、体を横にスライドさせながら、ロボットのように一点を凝視してギターを弾く様子同様いくらか失速したようだったが、なんのなんのこちらの気持ちをぐいぐいと盛り上げてくれるパブロック魂は健在で何とも気持ちいいロック!を聞かせてくれた。一緒に見てた子供も、このおじさんかっこいい!なんて言うもんだから、すぐにDr.FeelgoodのCDを貸してやった(ソロになってからのはレコードしかないんだ(笑)。膵臓がんで余命が、、、なんてことを聞いたけど(その薬の副作用で髪の毛が無くなってしまったんだろうか?)、いっこうにそんな感じを受けなかった。そう、きっと来年も黒ずくめで日本にやってくるに違いないと思っている。
Kanzoさんジャケ写とのギャップが素晴らしい(笑)シリー・シスターズ、聞きたかったんですわ。ありがとさんです!
ささ、本日も、本日は秋楽なんつールービをぐびっといただきますよ。どんな味なんでしょか?楽しみなんですわ、これが。あー、旨い日本酒もたまには飲みてぇなぁ。そんじゃ、また!ウィルコぉ〜!