SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

残らない心

しかしなんですな、この頃、本をそれなりに読んでる割には頭に残らないし、音楽もそれなりに聞いてるんですが、同じように残っていきません。栗本薫のこれ、何年ぐらい前のやつなんだろう?シド・ビシャスやナンシーの話が出てくるんで80年代の初めの頃になるのか「ライク・ア・ローリングストーン」なんていうのや、恒川光太郎の「草祭」、色川の「明日泣く」、水上はるこの「さようならホテル・カリフォルニア」なんてのも読んだりしたんだけど、(みんな旧いのばっか(笑)でもね、ここだけの話、旧いのって結局そこに戻っていくもんだから、現在を見直すには格好の読み物なんだよね)、そこそこに面白かったんだけど、残んないのよね。
そんな中、巷で噂の「森は生きている」なんてバンドをyou tubeで見てみるとこれが、あーた、なんてんでしょう、ほんに、言われてるように、はっぴいやティンパン系の音を醸し出していてなんだかいいんですよ。ふわぁーっと高校時代、バンドをやってた頃の愛おしい狂おしい日々を思い出したりしてなんか参りました(笑)。
♪ミンミンゼミがぁ 
って、夏なんです、夏はもう、やっと終わりになるんです、台風18号、風速40メートルが吹き飛ばしていくんです。なんもかんも吹き飛ばしていってしまうんです。