SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

Oh my goodness

前回もちょっと書きましたが、やっとDonnie fritts の新譜を聴きました。好きなミュージシャンが次から次へといなくなる今日この頃、何とも嬉しい新譜でありますね。Dコイズとのご機嫌な来日公演を果たしてからもうどれくらいになるんだろうか?枯れた味わいは増したけれど、Donnieは元気でした!

しかし、このジャケット写真、その男の足跡が焼きついたようなポートレート肖像画ともとれそうな写真が何とも印象的で、
“Donnieです。ずーっと南部の泥臭いR&Bやってます。死ぬまでやり続けます。Donnieです、Donnieです、Donnieです”なんて感じでヒロシを彷彿とさせます、ってふざけちゃいけないんですが(笑)、すこーし重みと、深み、静謐感が漂い、いつものDonnieとちょと違う気がしました。
バックのミュージシャンも控えめな演奏で、Dnnieとウーリッツァーのピアノの邪魔をせず引き立てている印象なんですね。
なんだろうな、ある意味懐古録のような、不謹慎ではありますが遺言のような、ちょっと気持ちがざわつきました。いや、いや、また次回作ではマッスルショールズのご機嫌なスワンプロックを聴かせてくれるに違いないと思っておりますよ。それを楽しみに、また聴き返します。そんじゃまた。