SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

満を持して

もう少し前になりますが、新聞の書評欄だったと思うんですが、ある新刊の広告が出てまして、その新刊が気になって、書店に行くたびに新刊コーナーを覗いてたんですが、なぜか見当たらなかったんです。そうしたら先日、CDショップで見っけまして、今読みだしてるところなんですが。
♪それは何かと尋ねたら〜
「自伝 鈴木茂のワインディング・ロード はっぴいえんど、BAND WAGONそれから」という鈴木茂さんの自伝なんですよ、これが!
うーん、そうか、とうとう茂さんも満を持して自身の足跡をたどることにしたんすね。はっぴいのうちただ一人、ギター小僧、ほしいも小僧である茂さんだけ自身のことを書いたものはなかったんすからね。他のお三方とは、また違ったはっぴいのとらえ方をしてるんじゃないかと、こちとらとしてはなんともうれしい読み物だな、と期待して、今少し読みだしております。
聞き書きといった体裁ですが、なかなか詳しいところまで語ってくれてますよ。特にはっぴい解散までのぎくしゃくとしたところや他のお三方の茂さんなりのとらえ方なんぞは、率直に語られてて、うーんやっぱりそんな感じだったのね、と他の方々の大人しい感じとは違ってて面白いですな。それと、はっぴい時代の曲のあっさりしてるけど独特な解説や、ギター小僧らしいギターに関する薀蓄も多くなかなかの読み物となっております。でも、茂ファンにはたまらないんでしょうが、わけのわからないポーズの写真は、ちょっと勘弁してほしいな、なんていうことは置いときまして(笑)、この後、はっぴいえんど以降の話がどんな内容となってるのか待ちどおしいのであります。
なわけで、また次回、さよなら、さよなら、さよなら。