SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

ヘイ・ユウ

♩捨てる神あれば拾う神ありとでもいうのか
すりへっちまって短くなったすりこぎを
だれが拾うもんか
(by左とん平のヘイ・ユウ・ブルース)
といっつも感じてるわけで。
しかしながら、拾う神かどうかはわからないけど、どうにかこうにか職にありつけたりする。で、ホッとする。これが情けない、、、。
ホッとするのもつかの間、地獄の日々が待っていたりするんですよね、これが。
家で悶々としている地獄がいいのか、ハードな仕事が続く地獄がいいのか、って、この答えは決まってる、金になる後者でありますね。だからどんどんどんどんすりへっちまうわけなんですね。とほほ7分。
♩おれをすりへらしているやつがいるはずだ
おれをすりこぎにしちまったやつ
そいつは誰だ誰なんだ
っていい加減、その答えがわかってるのにこのつまんないシステムから抜け出すことができないってぇのは一体どうゆうことなんでしょうね。どうゆうのう?

痛いmy heart

ジャパニーズレゲエの名曲である。そしてその前のジャパニーズスカの名曲が「うわきわきわき」。
この2曲もたまに聴きたくなる我がフェバリット、名曲99選にもれなく入ってしまうスンバラシイ曲である。
しかしながら、このシングル盤2枚しか持ってないもんで、ターンテーブルが埋もれてしまってる我がAVブースでは、たまに聴きたくなってもいろんなものをどかさなくてはならず、面倒くさいもんでなかなか聞けない(笑)。
そんな今日この頃の中、久々に入ったCDショップで見っけちゃったんだもんねぇ、ビジネスのCD!
早速、帰りの車でかけてみると、あーた、あっという間にあの頃へタイムスリップ、なんというブリテッシュレゲエ感、ニューウェーブレゲエ&スカ感、ポリス感、マッドネス・スペシャルズ感!!いや、最高っす!
美空どれみちゃんのハスキーボイスが、本当にたまらんちエキスプレスでありまして、痛いmy heartじゃ、一緒に歌いながら涙ぐんじゃったもんね、バカだねぇ(笑)
なんかそんなことばかりしてますね、この頃は、本当バカですね(笑)

HANGA JUNGLE+

しかしこのブログの最近の文章のひどさに呆れますな、久しぶりに書いてみると、今までも決して上手い文章とは言えないけれど、以前の方がまだもう少しマシだったような気がします。くぅ〜、、、。
そういえば、GW中に横尾さんのHANGA JUNGLEなる展覧会へ行ったのだった。
連休中だったせいかそんなに混み合っておらずゆっくりと見れてとてもありがたかった。
びっくりしたのは撮影フリーでいくらでも気に入った版画を撮影できることだった。それをいいことに結構携帯電話のカメラに保存させていただいた。さすが横尾忠則、太っ腹であるなぁ、と感心した。
作品はどこかで見たものばかりだったが、あの大きさ、生の色彩で見ると本当に迫力があり、圧倒されるばかり。横尾さんの作品は、決して暗くならず明るいパワーがみなぎっているのが大きな特徴だと思う。ご本人の性格が色濃く反映されているのだろう。
で+なんだけど、その足でそこから5分ほどの市民文学館を訪れると、そこでは「本の雑誌厄よけ展」なるもの、本の雑誌42年の足跡が俯瞰できてしまうというなんともうれしい催しものが開催されていたのだった。くぅ〜、たまらんぜぇ。
椎名誠沢野ひとしらの幼き頃の日記やら、ミニコミやらが並び、助っ人の人々、関わりのある人々のコメントやらなんやら、もちろん本の雑誌の幻の創刊号からなんやかんや(実を言うともう結構忘れてしまってる(笑)が所狭しと展示されていてなかなか壮観であった。うーん、あの当時の熱気が、ただただ独断でも偏見でもいい、面白本を紹介するんだもんね、のあの熱気が伝わって来るものだった。そう、思い出してきた、まだまだオレもヤンなきゃなぁ、なんて気持ちにさせてくれるいい薬になった二つの展覧会だったのだ、あっという間に忘れてた、くぅ〜(笑)

ソルチ

そんなわけで本日も黄昏時からASWADの“New Chapter”を聞いてる。
これも本当に哀感のあるメロディで名曲ばかりのアルバムっす、スンバラシイ!あたしゃ大好きです!
しかしながら、この黄昏時、我が身の切なさが増しましになっちまうんで(笑)、スパッと雰囲気を変えまして、セルソ・フォンセカ&ドナルド・パドストのタイトルにもしました“ソルチ“を聞き始めるわけです。
こちらも哀感、切なさを同じように醸し出してはいるんですが、なんてんでしょうか、静かな浜辺のたゆとう風に身を任せて、その風の一部になりそのままどこか遠くに連れってくれるような、切なさがフーッとサウジ・サウダージとなって身も心も軽くしてくれるような、そんな気持ちになるんですよね。
こちらも本当に気持ちがよくて、次の“パラディーゾ”そして大好きな“スローモーション・ボサノヴァ”へと爽やかに流れ繋いでいくわけです。
こんな素晴らしい音楽たちに囲まれて本当によかったなぁ、と感じる今日この頃であります。
“ありがとう、いい薬です”

96°in the shade

一晩中、まんじりともせず
しかしながら、愛のことではなく、愛のことではなく、、、
暇なもんで、ブログも書けるわけで。
暑くなると(今日なんか30°超えてんじゃないっすか?)、やっぱレゲエが聞きたくなりますね。
なわけで、90°超えの“96°in the shade by Third World“を聞いてます。
やっぱいいなぁ、このアルバム!哀感を含んだメロディは言うに及ばず、今聞いてみてもヒジョーにシャレてます。ヤノピやエレキの使い方、入り方、コーラスのうまさ気持ちよさ、なんともすんばらしくて、当時は、なんも考えず、なんか気持ちええなぁー、なんて感じで聞いてたんですが、改めて感心させられました、ホントにセンスいいなぁ、参ったなぁ、びっくらこいたなぁ!
考えてみるとボブ・マーリィジミー・クリフを筆頭にメイタルズ、デニス・ボーベルのマトゥンビ、このサード・ワールド、アズワド、ブラック・ウフルー、あとなんだっけなぁ?、、、出てこない、んでこんなあたりで私のレゲエの世界は終わっているんですが、、、あ、あとヒュー・マンデルの“アフリカ・マスト・ビー・フリー“なんかも、こう胸をぎゅーっと掴まれるようなうたで、あの出だしは、たまに頭の中にリピートされるんですよ、ホントに。
ささ、これから夏本番、内容が結構ヘビーだったりすんですが、また当時のレゲエを少しずつ聞き始めようかななんて思っとります。そう、他の他言語の曲同様に、なんも考えずに気持ちええなぁ〜ってな感じで。

ラブソング

加川良さんが亡くなったんだった。行きつけのラ・カーニャは、1週間ぐらい?ずーっと加川良だったようだ。
店主の岩ちゃんは、風貌からして良さんの弟といった感じで、聞いてみたことはなかったんだけど良さんを大好きなんだろうと密かに思っていたので、そんな1週間があってもなんの違和感もない、当たり前だのクラッカーなのだ。僕が行ったその日もずーっと良さんが流れていた。
僕は、「教訓」や、はっぴいがバックをつとめた「銭の効用」、ハックルバックが一緒の「アウトオブマインド」ぐらいしか知らないのだけれど、一度だけ友人のイラストレーターの沢田としき君と一緒のライブペインティングを見たことがあって、それがほんとーに印象に残っていて、今でもあの舞台が目の前に浮かんでくるようだ。
あの時、僕のリクエストに答えてくれたのか、それとも最初からやるつもりだったのかわからないのだけど、大声で叫んだ「ラブソング」をやってくれて、単純に大感激したのを覚えている。以前にも書いた覚えがあるけど、沢田くんの巨大な絵もくるくると変わってあれは、あそこにいた人にしか見ることのできないものだった。そんな沢田くんも今はいない。
この「ラブソング」のベースは、ジェシウィンチェスターの「ブランニューテネシーワルツ」であると思うんだけれど、加川風のアレンジで、なおかつその歌詞がたまらなく好きで、何かにつけ口ずさんでしまう。
♩いつになれば 君を好きだといえるのかね う〜ん 落ち着かないんだ
なんてほんと好きなんですよね。
渡さんといい、また自分自身のバックボーンとなる偉大なるミュージシャンが亡くなってしまったことによる大きな痛手は隠すことはできないけれど「いい加減テメェの力で踏ん張りやがれ」なんて気分ではありますんで、加川さん言うように、逃げたり隠れたりしながら、自分なりにもう少しこっそり生きていきたいと思っとります。はい。

Suchmos

どうも、サチウス(幸薄)のモンド鈴木です(笑)
CMで流れてたのを聞いて「お、なんだっけ、あの奴ら(名前が出てこない、、、あ、デフテックとか言った奴らだ)こんなにカッコよくなったの?」なんて感じで、娘の持ってた「KIDS」というアルバムを貸してもらって、遅まきながらこの頃よく聞いてるサチモス。全く違うバンドだった(笑)。
「このサチモスって、まさかサッチモから来てんじゃないの?」なんてことや、「stay tune」のMってぇのは、やっぱマックのことだよな」なんてことを当てずっぽうに言ったら、「え、なんで知ってんの?」と娘に久々に畏敬の眼差しで見られた父(笑)。
な訳で、このサチモス、その音楽性以上に親近感が湧いたバンドなのでありまして。
それにしてもこのクールでアシッドな感じ、近頃のバンドにしちゃ珍しいんじゃないですか?ヒップ・ホップやソウル、どっか山達さんあたりがいい感じに取り入れてたグルーブ感っつうんですか、が、がっつりじゃなく、クールに決まってて、気持ちいいんす(ヨンス)。そういえば、ジャッキー・ロマックスあたりも思い出したりして、次作が楽しみっす。