SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

先週の土曜はレコードの日だった

 

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レコードの日なるものがあった。もう今年で4年目になるのだという。うーん、知らなかった。

それにしてもレコードを聴かなくなったな、という実感はある。ターンテーブルは、ずいぶん昔も書いた覚えがあるが、CDの山となっていてターンテーブルのふたを開けることさえできない状態なのだ。それでも以前ならば、その山を「えいやっ!」っと下に下ろして、レコードを聴きふける時もあったのだけれど、、、。

毎週家人が聞いている「土曜のラジオドーナツ」でも先週は「レコードの日」に因んで、My ファーストレコード&CDはなんだったか?なんてことをやっていたのだが、レコードはわかるのだが、CDが思い出せない。(そういえば、その番組でパイドの長門さんが当時の話やレコードに対する思い入れなどを語っていた)なんだったっけな?

よく覚えてるのが、ムーンライダーズが「マニア・マニエラ」をCDで出したこと。あの時は「うん?」というより「なんで?」という「???」だらけの感じが満載だった。だってその頃はまだCD自体もほとんど流布されていなかったし、CDプレーヤーさえ誰も持っていなかったから。「これでもう、ライダーズの新譜は聞けないのか?」と思った覚えがある(笑)

大滝さんがよくロンバケはCD化の第1号というようなことを言っていたけど、こちらも「???」の世界ではあった。当たり前のようにLPで購入して、次の「EACH TIME」も当たり前のようにLPで買ったし。

なもんで我がCD初体験は一体何だったのか、この間仕事に忙殺されて忘れてたけど、またぽっかりと頭に穴が開いた状態になったのである、そういえば。あれ?初シングルはなんだったんだろうか、、、?

でもって、今回のMy favorite LP coversはというと、Ronnie BarronのBlue Delicacies Vol.1。このなんとも渋い白髪のオジさんがかっちょよくていいんすねぇ〜。Singing in my soulとなってからCDでも買い直したんですが、何しろこの日本盤のジャケ写がサイコーっしょ、ね。

そして今回の音の方は、記憶に刻まれたライダーズのマニア・マニエラから「工場と微笑」っす!デェオー デェオー っす!


ムーンライダーズ (MOONRIDERS) - 工場と微笑

デモね、エンターテインメントじゃないんす。何か?

 

 

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うーん、やっぱり通して聞いてみるとすごいっすね、このアルバムは。

以前(こちらのブログを見てやってくださいまし)

 

suzukimondo.hatenablog.com

 

に買おうと思って、結局そのままになってたのをまた見かけ「お、そうだった」と思い出し、やっと手に入れました。以前のブログを書いてから早5年が経ってしまいました。歳とるわけだ(笑)

何がすごいって、ディランに寄ってないってとこですね(笑)その分本来のジェリーの良さが出まくってるってことに尽きます。ほんとのびのびと歌っとりますよ、このジェリーは!もしかするとあたしゃこっちの方が好きかもしんない(笑)

ま、逆に言うとって、逆じゃないか、こっちの方はバックのマスル・ショールズの黒っぽい音に寄ったR&Bシンガーといった非常に自然な感じなんですね。曲も歌同様にソウルフルな名曲ばかり、特にGhost Storyの半端ないディープさは特筆もんす!でもってI've Got To Use My Imaginationになだれ込んでいくんですから。スライドギターが、エレピが泣けまっせ!

しかしながら一曲だけ女性が、以前のブログにも書きましたが、歌っておりまして、この一曲だけgerry&kingのポップでキュートな、そしてなぜか切ない胸キュンが顔を出すんですね。これがいいんです!いい曲なんです!いいアクセントとなってるんです!ソウルフルでのびのびと歌ってるジェリーさんの間に、こういう曲を入れるなんぞ、なんとまぁわかってらっしゃる、と申し上げておきたいっ。

で、歌ってるのがそのご本人oh!キャロルさんではないかってんですけど、ちょっと別人に聞こえるんですね、あたしには。少しくぐもった歌い方のところはそんな気がしなくもないんですが、、、聞き返したらやっぱそうかなぁ。

ま、そんなこんなで久々に「ええもん聞いたなぁ〜」の幸福感に包まれております。

な訳で、その意味深な曲を、と探したんですが見当たらず。なんでback room bloodからこれも大好きなElysian Fieldsです。アダルトな雰囲気をお楽しみくださいませ。


Gerry Goffin - Elysian Fields

仕事みっけ

 

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やっと仕事が見つかった。

失業手当の支給が終わって、一月が経とうとしていた。

不思議なもんで、その間、何にも言ってこなかった派遣会社3〜4社から「こんな仕事がありますが、やってみませんか?」の電話が立て続けに入った。

その前のなーんもなかった時期が長かったせいで、それらの仕事の話を断るのがほんとーにもったいなく感じた(笑)、やっぱ時期っていうのがあんのかなぁ。

それにしても仕事が見つかったのはありがたいんだけど、休みすぎてて体がなまってるせいなのか、頭が固まってるせいなのか、なんだか辛い。仕事に行くのが辛い(笑)

でもまだ厄介ごとが残ってんだよな。くぅ〜。

しかし、この雪村いづみさんのジャケ写はいいっすねぇ。もちろん内容も最高!だけども。雪村いづみらしさが匂い立つほど出まくってますなぁ。

沢渡朔氏の名を残す一枚だと思っとります。

なもんで、雪村いづみさんの曲を。元春さんが頑張った「東京シック」をどうぞ!


トーキョー・シック / 雪村いづみ&佐野元春

元気ですかぁ〜!

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しかし、自然の猛威を感じさせる出来事ばかりです。

みなさんはお元気でしょうか?

ブログを移し替えたり、更新したりしている場合ではないんですが

なんかしないと、、、。

古本屋の方もどうすべきか?と思い悩んでおります。

いつものごとくぼちぼちとやっていきます。

そういえば、子供達がなぜかユーミンを聞き出し始めて家の中が

ユーミンワールドになっております(笑)

そんじゃ、また!

 

あっ!と驚くNEWブログ

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えー、今まで書いておりましたはてなダイアリーが、来年で終了ということを聞きまして、こちらに移動いたしました。

以前同様、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

また古本屋の方も再開する予定でございます。楽しみお待ちくださいね。

*写真はイアン・マシューズのアルバムから。好きなカバーフォトなもんで。音の方もイアンさんの繊細さと強靭さが拮抗したもちろん素晴らしいもんなんでみなさん聞いてみてくださいね。

なお、タイトルは、ブルース・コバーンのアルバムから(ANDを&にしました)。先日来日してたようです。

初期の作品しか聞いてないんですが、特にタイトルのアルバムは沁みます。

それと、過去の文章もこちらに移動しましたが、you tubeとコメントの方は移動できず、少しづつですが、また入れ直しますんで良しなに。

“goodsong&musicを聞く会”の頃

バンドを辞めたのは、受験に専念するためだったんだけど、行きたい大学はすべて落ち、一浪することとなるのだった(大笑い海岸)
タツで受験勉強をしていた時、再放送でよく見ていたのが「高原へいらっしゃい」だった。田宮二郎が孤軍奮闘の末、高原のホテルを立て直すっていうような話で、音楽が小室等さんとムーンライダーズだった。劇中に流れるカントリータッチのBGMが小気味好くって、流石ライダーズと感心したもんだった(カントリータッチの“髭とルージュとバルコニー”最高っす!)。そんなことやってるから受かんない。くぅー、不毛の日々よ(笑)。
1浪してなんとか大学に入って、仲のいい連中とつくったサークルが“goodsong&musicを聞く会”って、自分の好きなアルバムをむやみに聴かせるというなんとも身勝手な強引なサークルで、江古田のできたばかりの喫茶店clanや駒込図書館の視聴覚室を借りて活動をしていたけれど、いつの間にかただの飲み会になってしまい崩壊する(笑)。
clanでの一発目の会合でかけたアルバムが
1.岡林信康“金色のライオン” 2.南佳孝“摩天楼のヒロイン” 3.大滝詠一大滝詠一” 4.あがた森魚“噫無情” 5.下田逸郎“さりげない夜”
の邦楽特集。歌詞カードをせっせと書き写し、みんなに配って感想を聞きあったりしたけど、何しろ中途半端な会だった(笑)
そういえば、初めてシナモン入りのコーヒーを飲んだのがclanで衝撃的にうまかったのを覚えてる。店主の平野さんはお店を始められたばかりで、とても寡黙な優しい方で、そんな会合に嫌な顔一つせずにお店を使わせてくれた。その会合が崩壊したと同時にいかなくなってしまったけど、先日、風の噂でお亡くなりになったことを聞いた。僕の中には今も少し伏せ目がちの朴訥で実直そうなお顔が残っている。
今回は、ライダーズの“髭とルージュとバルコニー” 南佳孝“摩天楼のヒロイン”から「午前7時の悲劇」と思ったけれどフルしかないので、下田逸郎“さりげない夜”から「僕と逃げよう」と思ったけれどないので「セクシィ」をどうぞ!しかし、かけたい曲がない動画サイトです(泣)