SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

沢田としき「音楽日記」原画展

友人より飲みの誘い。たまに誘われるってぇのはいいっすね(笑)。なもんで、久しぶりに下北の馴染みの店へと出かける。適度に小汚く、ちょいとかび臭い店内の匂い(♪このカビの臭みぃ〜 ですな(笑)、不思議に落ち着くんですな。そしていつものように刺身の三点盛り。で、当然日本酒。今日のおススメは三重の「而今」、なんだけど、チト高い。けど飲んじゃう。美味い!おれの大好きな濃厚さとキリットしまった飲み口がたまりません。その後に頼んだ黒龍がなんともライトに感じてしまう。ってこの辺のところを詳しく書いてる元気がない。んで、早いとこ本題へ。そこからいつものようにラ・カーニャへ移動すると、なんと先日ちょっと書いたピーターバラカンさんの本挿絵の原画展をやっているじゃありませんか!もちろん描いたのは沢田くん。なんだかなぁ、の縁を感じるなぁ。本ではなんとも残念なモノクロであったと書いたばっかりの、その絵の原画が目の前に広がる。何という贅沢さ!ありがてぇなぁ、まったく。ちょっと厚塗りの質感をともなった、そういえば原画すべてが立体的に見えるようだ、って、昨今流行の3Dなんていうそれこそライトなもんじゃなくて、絵の主人公たるディランなり、レイ・チャールズデレクトラックスなり、アコギやピアノ、エレキなり、花や鳥や陽の光、音符なりが、沢田くんの気持ちを通して描かれているという、そういう奥行きを感じさせるわけだ。だから無限に広く深い。それらを肴に黒糖焼酎をいただく。なお気持ちよし!考えてみると、このラ・カーニャというお店が、沢田くんの作品のようなお店だったんだなぁ、と思い起こす。ラ・カーニャができてすぐ飲みに行ったとき、沢田くんが、トイレのタイル画をまだ制作中だったもんなぁ。あの空飛ぶ電車のタイル画、友部の中央線はきっとあんな感じだったに違いない(笑)。って、そんなこたぁいいか。なわけでまだまだ原画展やってるんで、気になったり、お好きな人は行ってみてくださいね。ビール代なりお茶代はかかりますが、見ておいて決して損はありませんぜ、だんな。それに、ピーターさんのDJと中村まりさんのライブなんてぇものもあるようですよ、kanzoさん!詳細は、ラ・カーニャのホームページを見ていただいて。http://www1.ttcn.ne.jp/LaCana/sawada.html
アタシもあと一度くらいは行って、もっとゆっくり見てこようと思っとります。なわけで、さいなら、さいなら、さいなら。