SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

お登紀さんのベストとHeron

なわけで、買ってやったぜぇ〜、お登紀さんのベスト!買って、一回聴いて捨てってやったぜぇ〜、CD。ワイルドだろぉ〜。ってもう誰も言ってないだろぉ〜、だからオレが言ってやるぜぇ〜、ワイルドすぎるだろぉ〜(笑)。
しかし、うーん、百万本のバラの頃のベストらしく、あのアルフレッド・ハウゼ楽団とのコラボじゃないのがちょっと寂しい。結構大がかりなオーケストレーションで、声もだいぶ低くなっててなんていうのかな、このぉ若さのカタルシスってぇのが薄れて(笑)、大人の味わいが出てて、悪くはないんだけど、音もアルフレッド・ハウゼのイージーリスニング(な、懐かしい、ポール・モーリア)な音ぐらいがちょうどいいようなって、、、あれはやっぱあれで、これはこれでいいんすな、はい。でもなんだろう、こう胸をざわつかせるようなものが薄れて、、、ってしつこいな(笑)。でも、「この空を飛べたら」も、「時代遅れの酒場」、「知床旅情」、「難破船」、コーエンの「哀しみのダンス」なんかも入ってべたべたと、うまくてどうもすいません!(三平です)な感じで、これからじっくり聴きたいと思っとります、ありがとさん!
でもって、もう一つHeronの「シンプル・アズ・ワン・トゥー・スリー」も買っちまいました。そうです、あのGTムーアが戻ってきたHeronの新譜です。びっくりこきました、そのムーアの歌声に。1st、2nd、レゲエギターズの頃もある程度鼻にかかった、ロイ・アプスやトニー・プークの高く澄んだ震える歌声とは一線を画してはいたけど、ま、それがアクセントとなりいい味となってアタシなんかはその創る曲とともに大好きだったんだけどこれほど変わってしまうとは、、、。がらがらの鼻にかかった酒やけのおっさんの声といっていいのか(笑)。とはいうもののやはり往年のなんてんでしょうか、ご陽気なムーア独特のいい味が出ててこれまた悪くはなかったんだけど。当時からこの人はなんか独特で、あの2ndの情感あふれるハート・オブ・マインからミストレル&キングの流れあたりが好きなアタシにとっては、木漏れ日フォークの中において木漏れ日ロック、またはソウルに比重を置いたムーアはなくてはならない存在ではあったわけで、、、。(って今回は「、、、」や「悪くはないんですが」が多い(笑)どっちにしても、元気な歌声を聴けて嬉しかったっす!ありがとさん!
そんじゃまた来週、さいなら、さいなら、さいなら。