SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

MAXモナムール

suzukimondo2008-02-10

毎年やってる地元新年会。なんなんでしょう、これもまたひとつの逍遥遊といっていいもんなんでしょうかね?
今年もまた、外は雪、何てことも知らずに盛り上がってました。
だれがいつ、なんで始めたのかがまるでわからなくなるほど長く長くやってるわけで、懐旧の念なんていうものは、もう薄くなってしまっている気がするし、なにか目的があるわけでもないし。存在確認?いや、そんなことは、思ってもみやしないし。なんだか毎年会ってなんの緊張感もなくだらだら飲んで昔や今の話をしてると楽しいわけで。
一時期、なにやってんだろう、面白くもおかしくもねぇや、と思ってたときがあったんだけど、今は、普通に面白いんですね、これが。
なんて深く考えることでもないわけできっと、自然のままに、当たり前のこととして新年会は続いていくと思われるけれど。
The Rumourというバンドが好きなんスヨ。唐突ですが(笑)
グラハム(今は、グレアムっていいますね。グラハムがいつのまにかグレアムにみんな統一されちまったてぇのは、いったいなんでなんでしょうかね?発音により近く表記をしようってことなんでしょうか?)・パーカーのバックをやってたバンドなんスケド。
パブ・ロックのブリンズリー・シュウォーツ(って、これも昔は、ブリンズレー・シュワルツといってたんスけど)やダックス・デラックスなどの元構成員からなる、酸いも甘いも噛み分けた、手練手管に長けた大人のバンドってぇやつなんですが(笑)
早い話が、ずーっと長いあいだパブでロックンロールやソウルやR&Bやブルースやカントリーやフォーク、ジャズなんかを演ってたみなさんなんで音にそのあたりが充分に滲み出てて、煮しめてこげ茶になった雑巾のように、ツーンと臭いたち、口にすれば辛さと苦みが(ってどういう音だ(笑)。で、そこにパンキーなぶりてっしゅろっくのなんてんでしょうか、猥雑ってんでしょうか、混沌とでもいうんでしょうか、そのどちらでもまるっきりない(笑)ってんでしょうか、そんなもんが加味されて独特のグルーブ感(てなんなんだか?)が、、、。
The Bandがそんなルーツミュージックを下地にした正統ロックの継承バンドだと形容するならば、Rumourは、もちょっと斜にかまえた小粋な、やっぱりパブ・ロックバンドってぇことになりましょうか?
ガースさんの鍵盤は、現代音楽あたりへまで寄ってきますが、アンドリュースさんのは、どっちかっていうとニューオリンズあたりを彷徨うっていうか(あー、どんどんどつぼにはまる)
ま、なにしろギターの音にしろ、ベース、ドラムの音、リズムにしろ気持ちがいいわけで、なんとも過不足なく満遍なく音がゆきわたっていて、、、やっぱり、ちょろっとしたフレーズでも粋なアンドリュースさんの鍵盤は、ちょっと気持ちをときめかせてくれて「Rumourさん、ありがとう!い〜バンドです」ってなっちゃうわけですよ。


1枚目のThe Band的な面を気に入った輩からはあまり評価されなかったというアンドリュースさんの幾重にも広がるシンセ全開のスペーシーな2枚目も、そのリズムキープとあいまって素晴らしいできばえなのですよ。もういい加減、The Bandもどき探しは止めようよ(笑)でもってラストの3枚目なんですが、これ、ジャケ写好きなんですよ、バックのペイズリー模様の壁紙とオソロのシャツを着込んでるヤツ。でもアンドリュースさんが抜けちゃった分音の厚みがなくなってしまったようで、いまひとつでありました。ちょっと悲しい。
なわけで、前回書いとかなかったんで書いときますが、アンディさんのアルバム同様、アタシが、アタシだけが選ぶ99枚のレコードに必ず入るところのアルバムであります。

古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

開店休業ですが、ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。