SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

びっくりだぁ!

毎日のぞいてる、仕事場近くの本屋さん。春樹ちゃん、新作出したんだ、と思ったら翌日には上巻はなくなっていて、下巻が2冊(だったかな?)しか残っていませんでした。次の日には、予約受付中の貼紙が出てまして。
久しぶりに、すんごいですねぇ〜!の売れ行きの本を目の当たりにしました。例のエルサレム文学賞?の卵のスピーチの影響が大といっていいんでしょうね、これは。
ぼくも、「風の歌を聴け」から「ノルウェイの森」の頃までは、出れば買っていたんですが、あれだけ売れ始めてしまうとなんだか気持ちが萎えてしまって、、、早い話、天邪鬼な部分があるもんで、読むのを止めてしまったんです、もうぼくが買わんでもいいだろって(笑)。
その後は、知り合いに借りたり、古本屋で買ってみたり。でも、読むたびに「やっぱり、面白いな」って、感じました。
考えてみると(別に考えなくてもいいんですが)あの自然なセックスも?堕胎も?って、やっぱり春樹ちゃんが最初なんだよな、なんて漠然と感じたりなんかもしてました、そういえば(笑)
それと、あれだけ嫌いだった英米の小説に必ず出てくるセックス描写を「世界でいちばん熱い島」だったかで、これでもかというぐらい描いて見せた小林信彦をなぜだか思い出していたんです。前半の描写のぎこちなさが、後半に入るにつれてうまくなっていくし、あのフィティッシュな内容にも少しびっくりして、実は、少し笑ってしまったんだよなぁ。なんて。
で、先日購入した「久生十蘭短編集」は、どうしたろ?なんてことも思い出し、近くの本屋を回るたびに気にしてみてたんですが、4軒あるうちの3軒はなくなっていて、1軒だけに残ってました。って、当初見たときには、各店とも1冊しか置いてなかったんで、なくなったうちの1冊はぼくだし(笑)。ま、たいしたことはないような、買取の岩波の中ではたいしたことあるような(笑)。
なんてことを書きながら、実は、どんなこと書いてんだろ?なんて少し気になってるんです、春樹ちゃんの新作(笑)