SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

相変わらず崎谷です。

種村センセ編「美食倶楽部」がやっと読み終わる。
寝る前、お布団に入ってから、ちょっとずつ読んでるもんで、珍しく他のものは読んでないにもかかわらず、読むのがいつにもましてスロー・トレイン・カミン。
しかし、タイトルの「美食倶楽部」は凄いですね! 美顔術から手が白菜になっちまって、じゅくじゅくと指のまたの間から美味し汁が溢れ出て、って明らかにいやらしい(笑)。
しかし、大正期にもう女体盛りが存在していたんですな、谷崎がその元祖とは! 驚きでした(笑)。ほんとに次から次にいろんなもんを思いついて。で、そのひとつひとつが詳細に語られるわけです。そこがアタシらとは違うんですな。
なもん、あるわけねぇだろ、が、彼の目の前には、きちんと現実として存在してるんですな、だからあんなに事細かく説明ができるということなんですよ。
それは、最後の「青塚氏の話」(変態男が、どうも青塚らしいんですが、タイトルにしか出てこんのです青塚っていうのは)にも如実に現れておりまして、あの女体の描写には、これまた、病気、という形容がぴったりとくるわけですが(笑、が多いんですが、ホント笑っちゃうしかないんで)。何しろ愛した女優の映画を微に入り細に入り、執拗に見続け、その1コマ1コマを拡大して、人拓をとって、、、あとは言えない、言うとヤバイ(笑)今様オタクをアナログな世界の中で繰り広げているわけで(何度も言うようですが、百年も前ですぜ)、、、。なもんで、また次も谷崎へと、じゅるじゅるじゅる、やめられない、止まらない、かっぱえびせん状態。脳内あらぬ妄想で満杯状態。マジーニョマジーニョ状態。状態+下底×高さ÷2のしゃーけい、台形、けーが抜けぇーてぇー、けーが抜けぇーてぇー、おんぼろ列車でぇー、田舎のまぁちぃへー、行きたいなぁ〜 いぇいぇいぇ〜。