SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

「月光と硫酸」とTシャツと私

「ファネ」なんていう仏語が出てくるなんて、流石に昔とった杵ずか(アタシはフランス語専攻でしたが、まるっきりもうわかりません。ジュネパ)なんてことはまるっきりなくて、久生十蘭の佳品「月光と硫酸」の中の「月は凋むじゃなくて月は欠けるって言うの」っていう一節がアタマに残っていたからに他ならない。
凋むにファネ、欠けるにデクロアートルっていうルビがふってあって、、、やっぱ、アタマに残るもんは残ってるんですな! 
この話、フランス留学中に神経巣弱にかかった主人公が、その療養にコートダジュールで蟻を数えて過ごす、蟻が333333333というもんなんですが(この蟻が、後に利いてくるんですよ、ちゃんと。こんなんあり?なんつぅ感じで、ありがたい(笑)当然ミステリアスなお話になっとりましてオススメな作品でゲス。
で、オヤジが風船が凋んでくような感じに皺皺に小さくなってるのをみてたら、なぜかこのファネが。なんでかなぁ、ふぁーね?

そういえば、キャロキン&JT日本たばこ産業もこれだけ煙草に対する風当たりが強いとね、っておいおい。
ジェームス・テーラーキャロル・キングのコンサートにサイが行ってきまして、とっても良かったらしいんですが(どこにそんな金を貯めてたんだ!ってぜんぜんいいんですけどね(笑)なんと、アタシにTシャツを買ってきてくれまして。ありがてぇなぁ、なんて思ったんですが、今のアタシにゃどちらかといえば美味い酒の方がえがったんですがね、って罰が当たるような事書いたりして、スンマセン!