SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

生還、そして声

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生還

 ご無沙汰してました。みなさんお変わりありませんでしょうか?

いっつも書いておりますが、ホント、カラダだけは大事にしてくださいね。

先日、気になってました小林信彦さんの「生還」を読みました。

これは、非常に大変だったんだなぁ、と感じさせるエッセイでありまして、文春のエッセイの闘病部分をメインにしたような、新たな闘病文学というよりはそんな感じがしました。

かくいう私もいくらか闘病?していたことがあるもんで、病院での出来事が自分のその頃とオーバーラップされて、思い出したくないようなことも頭をよぎったりしてちょっと困ったりもしましたが、興味深く読ませてもらいました。

いくつかわからないところや、なんだか妙に話が変わったりして、その辺はわざとそうしているのか定かではありませんが不思議な感じが残りました。

びっくりしたのは、うちのお袋と同い歳だったんですね、小林さん。

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ちょうど同じ頃。宮武、じゃなかった松永希さんの「声」というアルバムを聞きました。不思議な声なんですよ、なんて言っていいのか、癒しの声といいますか、聞いてると気持ちよくなる声っていうのがあるとすれば、そんな声なんですね。

彼女の声を引きた立たせる、彼女の声をとてもよくわかっているギター、ピアノ、クラリネット、ベースにドラムなどの音たちもとても気持ちのいいもので、なんだかとても気持ちが和んで、時間があるとつい聞いてしまっています。そんなによく知ってるわけではないんですが、ご本人の本当に気持ちのいい人柄(歌詞カードに載ってるご本人の写真のような)が随所に出まくったアルバムです。よかったら聞いてみてくださいね。

 


松永希 / 月は待っている