SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

「かつて僕らは兄弟だった」 

このブログをお休みしてるときに、気分転換に映画でも見ちゃおうってんで見たのが、The Bandの「かつて僕らは兄弟だった」だったんですが、なんか書いときたいなと思っていたのを思い出したんで、書いちゃいます。 

題名通りの映画だったんですね、これは。前半部の「兄弟だった」頃の話に影響された音楽達には、目が耳が離せない感じで引き込まれるように見、聞き入ってしまったんですが、最後の方のR・ロバートソンの独白が終わって、ドン、と「The Night They Drove Old Dixie Down」のピアノのイントロがかかると同時に目頭が熱くなり、滂沱の涙となってしまいました。ただ、ただ、「なんでこんなになっちゃったのかな」という悔しさと悲しさとでいっぱいとなっちまいまして、我慢できなくなったんでした。兄弟でなくなった要因はR・ロバートソン側の立場で語られているし、それ以降のお互いの関係性の話などはほとんど出てこないし、確かR・ホーキンスが「曲を作ったものがお金をもらうのは当たり前だ」というようなことを言ってたんですが、私の場合どうしてもそこには違和感が残ってしまうわけで、ロビー以外の4人の話もしっかりと聞かないとと思うわけですが、それも叶わぬこと、せめてガース・ハドソンの気持ちはきちんと聞いておくべきだったとは思うんですが、それができてなかったのは残念でなりません。ほんとになんでこんなになっちゃうの、、、。