SALT,SUN & TIME

ローザンヌ備忘録

御歌囃子賛江

suzukimondo2007-12-02

ちょこっと見るつもりがついつい引き込まれ、見入ってしまい、聴き入ってしまい最後までいってしまいました。
なにしろそのうたのうまさにびっくりしましたね、ほんとに。
チューリップのアップリケ、その暗さに、生々しさに当時はたいして聴きもしないでいたんだけど、いいうただなあ、って自然に感じましたよ。よくできたうただなあ、とも感じました。おさない女子が京都弁でやさしくうたってるあのうただから、心の奥の方までその感情が届いて来るんだなあ、って。しかし、今あのうたを聴いて切実に胸を痛めるのは、どのくらいの人がいるんだろうか、なんて考えてしまいました。
ロマンス歌謡的なアレンジをほどこした山谷ブルースにもそれは言えていて、っていいかあ、そんなこたあ。
現、御歌囃子信康のある姿、えんやとっとのお囃子もとってもよくて、この夏行った河内音頭盆踊り大会を思い出しました。ただ、なんもかんも忘れて踊ろじゃないかっていうのともちょとちがう。何もかんも忘れてっていうのは当たっているんだけど、その何もかんもがうっすらと感じられるというか、何もかんもっていうものから逃れることはできないんだけど、様々な何もかんもを通り抜けて、くぐり抜けてきたんだけど、何もかんもは死ぬまで続くのは知ってるけど、今日の今は、今だけは忘れて踊ろじゃないかっていうそんな感じが、御歌囃子にはあって、それがとってもいい感じに伝わってきて気持ちが良かった気がしました。って、そんな説明なんかどうでもいいなあって、思うわけですよ、ほんとうは、ね。疲れちゃうんだよなあ、もう。どうせうまくなんか伝わんないんだからして、ね。
♪マゾヒスチックなこの気持ち
切ないけぇれど おつなもの
ああ 男30のブゥルーゥゥースよぉ〜
あー ほんがらげっちょんちょん


古本「山風蠱」http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Piano/9491/newpage3.htm

ずーっと、ぼちぼちやってます。よろしくです。